
こんな疑問に答えます!
- エレキギター弦、選び方のポイント
- オススメのエレキギター弦3種類
- 激安エレキギター弦って実際どう?
僕はギターを始めて今年で9年目になりますが、人から習ったことは1度もなく、独学でギタリストになりました。
ギターの弦ってたくさん種類が合って、どれが自分に合うのかよく分かりませんよね…。僕もお気に入りの弦を見つけるまでかなり時間がかかったので、どの弦を買おうか迷っている人はぜひ見てください!
エレキギター弦、選び方のポイント

エレキギター弦、選び方のポイント①:弦の素材
まず始めに、「弦の素材」に注目しましょう。弦の素材は音質や弦の耐久性などに関わってくるので、重要なポイントです。最もポピュラーな3種類の素材をご紹介します!
1番人気の素材「ニッケル」
「ニッケル」はエレキギターの弦にとってもよく使われており、最も人気の高い素材です。サウンドはソフトでそこそこ錆びにも強い、というような特徴があるので、素材に迷ったらとりあえずニッケルがおすすめです!
新品のギターの出荷時に張られている弦もニッケルの場合が多いので、ほとんどの初心者ギタリストが初めて触れる弦がニッケル素材です。
キレのあるサウンドを生み出す「ステンレス」
「ステンレス」の弦は硬く丈夫で、錆びにも強いという特徴があります。音質はシャキシャキとシャープでキレのあるサウンドが印象的です。
プロも多く使う高級弦「コーテッド(コーティング弦)」
「コーテッド」の弦は素材というより、名前の通り「素材の上からコーティングされている弦」という意味なのですが、こちらはコーティングされていない弦と比べて断然錆びにくく、耐久性も高いのでプロに使用されることも多いです。
他の素材に比べて長い期間続けて使うことができますが、値段はかなり高い物が多いです。
エレキギター弦、選び方のポイント②:弦の太さ
弦の太さも音質や弦の押さえやすさに大きく関わる部分なので、しっかりと選びましょう!
弦の太さによる特徴は以下のようになっています。
細い弦 | 太い弦 | |
弦を押さえるときの感触 | 軽く押さえられる | 押さえるのに力が必要 |
弾いた感触 | やわらかい | かたい |
音のハリ | 弱い | 強い |
弦の耐久度 | 切れやすい | 切れにくい |
弦の太さは「ゲージ」で表され、以下のように分類されています。
スーパーライトゲージ(細い弦)
「スーパーライトゲージ」は人気のゲージで、弦は柔らかくて押さえやすいので初心者にはピッタリのゲージです!
音のハリは弱めなので、このゲージから始めて「もうちょっとハリが欲しいな」と思ったら太いゲージに変えていくという方法がおすすめです。
- 1弦:0.009インチ
- 2弦:0.011インチ
- 3弦:0.016インチ
- 4弦:0.024インチ
- 5弦:0.032インチ
- 6弦:0.042インチ
ライトゲージ(標準的な太さの弦)
「ライトゲージ」は最も標準的なゲージで、音質や耐久性などの特徴もスーパーライトゲージと、この後ご紹介するヘヴィゲージの中間だと考えればイメージしやすいと思います!
- 1弦:0.010インチ
- 2弦:0.013インチ
- 3弦:0.017インチ
- 4弦:0.026インチ
- 5弦:0.036インチ
- 6弦:0.046インチ
ヘヴィゲージ(太い弦)
ヘヴィゲージはスーパーライトゲージと比べるとかなり太くて硬く、押さえるのにも力がいるので初心者にはあまりおすすめできません。
ただ、サウンド的にはメタルなどと相性が良いので、そのようなジャンルが好きな人は後々試してみるのが良いと思います!
- 1弦:0.012インチ
- 2弦:0.016インチ
- 3弦:0.020インチ
- 4弦:0.032インチ
- 5弦:0.042インチ
- 6弦:0.054インチ
以上の弦はダダリオの弦の基準ですが、その他にもメーカーによって太さが異なったり、カスタムゲージと言って定番のゲージ数と太さが変えてあるものもあります。このような弦も1度試してみても良いかもしれませんね!
オススメのエレキギター弦3種

オススメのエレキギター弦①:ダダリオ
ダダリオは世界でもかなり人気の弦メーカーで、落ち着いた、安定したサウンドが特徴です。
比較的安価で、コーティング弦を除けば、割と長い期間使えるので初心者にもピッタリです。
また初心者の場合、弦交換の時にどの弦がどの弦か分からなくなることがよくあるのですが、ダダリオの弦は弦の端っこについているボール状の部分が
- 1弦はシルバー
- 2弦がパープル
- 3弦グリーン
- 4弦ブラック
- 5弦レッド
- 6弦ゴールド
という感じに色分けされているので、間違えずに弦交換できるところもポイントです。
ダダリオのオススメ弦
オススメのエレキギター弦②:アニーボール
アーニーボールの弦は「安い、張力が弱いので指が痛くなりにくい、それぞれの弦が個包装で間違えにくい」という事で、まさに初心者向けの弦となっています。
サウンドの特徴はきらびやかな高音がサウンドの特徴なのですが、寿命が少し短めで、この特徴は割と早く失われてしまうので頻繁に交換した方がよいでしょう。
アニーボールのオススメ弦
オススメのエレキギター弦③:エリクサー
コーティング弦の中では最も知られているエリクサーの弦は、やはりコーティング弦ということで寿命が長く、耐久性が高いです。
新品のギター出荷時に使用されていることもあります。
エリクサーのオススメ弦
激安エレキギター弦って、実際どうなの?

「〇パックセット」など、ネットショップや楽器店などで売られている激安の弦もよく見かけますが、やはり安い弦は耐久性が悪く、伸びやすく、サウンドのクオリティーも低いことが多いです。
ただ、初心者の練習用としてはそこまで良い弦を使う必要もないのかな?と思うので、特に弦交換に慣れるまではこのような激安弦を使うのもありかなぁと思います。

もちろん、ライブなど大事な時に激安弦を使うのはやめておこう!
ギターをやっていく上で、主な消耗品となるのが弦なので「弦代を節約したい…」という気持ちもあるかもしれませんが、錆びた弦をいつまでも使うのは避けるべきです。
もし、高い弦を買ってサビサビになるまで使っているのなら、激安の弦に変えて、頻繁に変えた方が良いですよ!
エレキギター弦選びは重要!

今回はエレキギターの弦についてけっこう詳しくご紹介しましたが、ギターを始めたばかりのうちは音質の違いなんかはあまり分からないですよね?
なので、初心者のうちは値段や耐久性、ゲージに注目して選んでいけば間違いないと思います。特にゲージは、指が痛くなくなるまでは細めのものを使うのがオススメです!
また、弦交換をするときは切れた弦だけを変えるのではなく、1度に全ての弦を交換しましょう!
弦交換は何度もする事になるので、いろいろな弦を試して、自分にピッタリな弦を見つけてみてください!
この記事が1人でも多くの役に立つことを願っています!

ちなみにですが、弦以外にも練習に必要な器具や弦などの消耗品の中で、僕が実際に使っていてオススメの物を以下の記事でご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
ギターの弦を張り替えたいけど、エレキギター弦の選び方が分からない…。たくさん種類があって、特徴とか難しそう…。エレキギター初心者でも分かる弦の選び方があれば知りたい!