アコギ弦の太さ(ゲージ)で悩んだら見て欲しい!【太さ、サイズでどう変わるか完全解説】

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そーじゅ

「ギターの弦」ってどうやって選べば良いんだろう…?種類が多いし、違いがイマイチよく分からん…。アコギの弦の選び方とか、オススメの弦があれば知りたい!

こんな疑問に答えます!

この記事のポイント
  • アコギの「弦の太さ、サイズ」は重要?
  • 「弦の太さ」で変わる4つの特徴
  • アコギ弦の太さ(ゲージ)の選び方
  • アコギ弦、太さ以外の選ぶポイント

僕はギターを始めて今年10年目になりますが、人から習ったことは1度もなく、独学でギターを習得しました。

「ギターの弦」選びって難しいですよね…。僕もお気に入りの弦を見つけるまでは、毎回かなり悩んでいました。アコギの弦選びで悩んでいる人は、ぜひ見てください!

アコギの「弦の太さ、サイズ」は重要?

楽器店などでギターの弦を見てみると、ものすごい数の種類が並んでおり、「ギターの弦ってこんなに種類あるの…?」と驚いた経験のある人も多いのではないでしょうか?

アコースティックギター(アコギ)の弦にはさまざまな種類があり、種類によって特徴や向いている用途が異なるので、しっかりと理解して自分に合ったものを選ぶ必要があります。

弦を選ぶときに見るべきポイントはいくつかありますが、最も注目すべきポイントの1つが「弦の太さ」です!

ギターの弦の「太さ、サイズ」は『ゲージ』と呼ばれ、新品の弦のパッケージには必ず表記してあります。

そーじゅ

弦を選ぶときは必ずゲージに注目してみてね!

アコギ弦、「弦の太さ」で変わる4つの特徴

そーじゅ

アコギ弦の太さによる特徴をそれぞれ紹介していくよ!

アコギ弦の太さによる特徴
  • 押さえやすさ
  • 音質
  • 弾き心地
  • 耐久性

アコギ弦の太さによる特徴①:弦の押さえやすさ

1つ目に、ギターの弦は太さによってその「押さえやすさ」が変わります。ギター初心者で弦を押さえるのがツラい人や、すぐに指が痛くなってしまう人は特に気になるポイントですよ!

アコギ弦に限らず、ギターの弦は、

  • 細ければ細いほど、軽い力で押さえやすい
  • 太ければ太いほど、押さえるのに強い力が必要

という風になります。

また、例えばエレキギター弦のライトゲージが0.010〜となっているのに対し、アコギ弦のライトゲージは0.012〜と、同じライトゲージでもアコギ弦の方が少し太くなっています。そのため、同じ名前の弦でも、エレキギターの弦よりもアコギの弦の方が太く、押さえづらくなっています。

「エレキギターを少しやっていて、アコギも始めよう!」という人などは、感覚の違いをかなり感じると思うので、注意してみてください!

そーじゅ

初心者の人は1番細いゲージから始めるのがオススメ!

アコギ弦の太さによる特徴②:音質

弦の太さの違いは、「音質」にも影響します。

  • 弦は細いほど繊細なサウンドに、音量は小さくなります。
  • 弦は太いほど力強いサウンド、音量は大きくなります。

このため、

  • 細い弦は、アルペジオなど繊細な演奏をしたい人に、
  • 太い弦は、ストロークなど迫力のある演奏をしたい人に、

それぞれ好まれやすい傾向があります。

アコギ弦の太さによる特徴③:弾き心地

「ギターを弾いたときの感触」や「弾きやすさ」も、弦の太さと関係があります。

弦が太くなると「テンション(弦の張力)」が強くなるので、ピックが弦に当たったときの「はね返り」が大きくなります。「ブリッジミュート」などの奏法は、このはね返りを利用することで軽い力で弾けるようになります。

逆に細い弦はテンションが弱いのではね返りは弱いです。ただ、はね返りが弱い方が、「ストローク」が振り抜きやすいという場合もあるので、ここも好みや演奏スタイルに合わせて選ぶ必要があります。

アコギ弦の太さによる特徴④:弦の耐久性

弦の耐久性は弦が太いほど強くなります。ただ、弦の切れやすさは「使うピックの種類」とも関係があります。

分厚くて、硬い素材のピックで細いゲージの弦を弾いていると、弦は早く切れてしまいやすいです。反対に太いゲージの弦を薄いピックで弾いていると、ピックの方が割れやすくなってしまいます。

ピックの分厚さや素材は、音量や音質にも大きな影響を与えるので、弦との兼ね合いも見ながら少しずつ自分に合うものを選んでいくのがオススメです!

アコギ弦の太さ(ゲージ)の選び方

そーじゅ

次に、具体的なゲージの選び方を紹介していくよ!

弦の太さ(ゲージ)の種類は主に、太さ順に

アコギの弦の太さ(ゲージ)
  • エクストラライトゲージ
  • ライトゲージ
  • カスタムライトゲージ
  • ミディアムゲージ
  • ヘヴィゲージ

のように分類されています。

新品の弦のパッケージには、弦の太さが数字で表記されているのですが、この数字はセンチではなく「インチ」という単位で表記されています。

そーじゅ

ゲージの弦の呼び方や弦の太さはメーカーによって違うことがあるから、目安として見てみてね!

アコギ弦の太さ(ゲージ)①:エクストラライトゲージ

エクストラライトゲージの特徴
  • 弦が柔らかくて、押さえやすい
  • 音量が小さく、繊細なサウンド
  • 音のハリが弱く、特に低音のサウンドが弱くなりやすい

「弦の押さえやすさ」を重視する人は、最も細い「エクストラライトゲージ」を選びましょう!

軽い力でも弦が押さえやすく、指も痛くなりにくいのでギター初心者にはピッタリです!また、テンションが弱いので、チョーキングやビブラート(弦を持ち上げる奏法)などの奏法もやりやすいです。

サウンド的には細くなりやすいので、プロのアーティストなどでエクストラライトゲージを選ぶ人は少ないですが、ギター初心者が練習用に使うだけならそこまで音質にこだわる必要はないので、こちらが最適だと思います。

そーじゅ

ギター初心者の人はまずはこのゲージを選んで、物足りなさを感じたら徐々に太いゲージを試してみるのがオススメ!

エクストラライトゲージのそれぞれの弦の太さ
  • 1弦:0.10
  • 2弦:0.14
  • 3弦:0.23
  • 4弦:0.30
  • 5弦:0.39
  • 6弦:0.47

アコギ弦の太さ(ゲージ)②:カスタムライトゲージ

カスタムライトゲージ
  • 弦はやや柔らかい
  • 繊細なサウンドに加えて、力強い低音も出せる

「繊細なアルペジオ」や「テクニカルな演奏」を好む人は、「カスタムライトゲージ」がオススメです!こちらは「エクストラライトゲージより低音が力強くて、ライトゲージよりも押さえやすい弦が欲しい!」というような、中間的な要望を持つ人にピッタリなゲージです。

どちらかと言う「ストロークでかき鳴らして迫力を出すようなスタイル」よりは、「繊細な綺麗なアルペジオのスタイル」に合っています。ただ、万能で色々なスタイルに対応できるので、このカスタムライトゲージと次のライトゲージの2つのゲージが圧倒的に人気です!

カスタムライトゲージのそれぞれの弦の太さ
  • 1弦:0.11
  • 2弦:0.15
  • 3弦:0.22
  • 4弦:0.32
  • 5弦:0.42
  • 6弦:0.52

アコギ弦の太さ(ゲージ)③:ライトゲージ

ライトゲージの特徴
  • 弦はやや硬め
  • どんな演奏にも対応できる万能タイプ
  • 高音から低音までバランスの取れたサウンド

「とりあえず万能タイプが欲しい!」と言う人は、ライトゲージを選びましょう!ただ、ギター初心者の場合はライトゲージだと「硬い」「押さえづらい」と感じる人が多いと思います。

ライトゲージは最も標準的なゲージで、お店でアコースティックギターを買ったときに、新品のギターに張ってある弦もこのゲージが多いです。

特徴としてはとにかく使いやすい!どんなジャンルにも適していて、万人が使えるバランスタイプの弦です。

ライトゲージのそれぞれの弦の太さ
  • 1弦:0.12
  • 2弦:0.16
  • 3弦:0.24
  • 4弦:0.32
  • 5弦:0.42
  • 6弦:0.53

アコギ弦の太さ(ゲージ)④:ミディアムゲージ

ミディアムゲージの特徴
  • 弦が硬く、押さえるには力が必要
  • 音のハリがあり、迫力のあるサウンド

「ミディアムゲージ」は、ギターをかき鳴らすような迫力のある演奏に向いています!

細いゲージに比べると弦の張力も強くなるので、弦を押さえるのは難しくなりますが、低音が強くなりパワフルなサウンドが得られやすくなります。

ミディアムゲージのそれぞれの弦の太さ
  • 1弦:0.13
  • 2弦:0.17
  • 3弦:0.26
  • 4弦:0.35
  • 5弦:0.45
  • 6弦:0.56

アコギ弦の太さ④:ヘヴィゲージ

ヘヴィゲージの特徴
  • 弦がとても硬く、押さえづらい
  • パワフルなサウンド

「ヘヴィゲージ」は最も太いゲージです。弦の張力がとても強く、初心者が弾くと押さえるのにかなり苦戦する場合がほとんどだと思います。

音のハリは強く、特に低音にパワフルなサウンドが得られますが、プロでもヘヴィゲージを選ぶ人はかなり限られます。

ミディアムゲージ、ヘヴィゲージのような張力の強い弦を使う場合は、ギターを弾かないときは弦を緩めておかないと、強いテンションに耐えられずネックが反ってしまうと言われています。
(個人的にアコギでミディアムゲージ以上の太さは使ったことがないので、本当に反るのかは分かりません…。)

ヘヴィゲージのそれぞれの弦の太さ
  • 1弦:0.14
  • 2弦:0.18
  • 3弦:0.27
  • 4弦:0.39
  • 5弦:0.49
  • 6弦:0.59

アコギ弦、「太さ」以外の選ぶポイント

アコギ弦は「太さ」以外にも、その「素材」も重要な要素で、素材によってサウンドの特徴などが変わってきます。

主に使われている素材には

アコギ弦の素材
  • ブロンズ弦( 80/20BRONZE)
  • フォスファー・ブロンズ弦(PHOSPHOR BRONZE)
  • コーティング弦

などがあります。

アコギ弦の素材①:ブロンズ弦( 80/20BRONZE)

  • 中低音が強い
  • 太くて、落ち着いたサウンド
  • 弦自体は少し黄色っぽい色

ブロンズ弦は「弾き語りしたい!」という人にオススメの素材です。

弦に個性を求めるというよりは、万能で使いやすく、フラットなサウンドを求めている人にピッタリです!

銅が80%、スズが20%含まれているので、英語では「80/20BRONZE」と表記されます。耐久性がすごく強いわけではありませんが、価格は少し低めです。

アコギ弦の素材②:フォスファー・ブロンズ弦(PHOSPHOR BRONZE)

フォスファー・ブロンズ弦の特徴
  • きらびやかで暖かみのある、明るいサウンド
  • 繊細なサウンドを奏でやすい
  • 音の伸びも良い
  • 弦自体は少し赤っぽい色

指弾きやソロギターを弾きたいという人はフォスファー・ブロンズ弦がオススメです。

フォスファー・ブロンズ弦の音質は煌びやかで、サステイン(弾いてから音が鳴り止むまでの時間)が長いという特徴もあります。

フォスファー・ブロンズ弦は、ブロンズ弦と同じく銅とスズ、そこにリンが加えられている事でサビなどに対する耐久性が少し高くなっており、現状では半数以上のメーカーに採用されています。

アコギ弦の太さ③:コーティング弦

コーティング弦の特徴
  • フィンガリングノイズが出にくい
  • 落ち着いたサウンド
  • 低音の迫力は抑えめ

「コーティング弦」は弦の素材というよりは、一般的な弦にコーティングを施したタイプの弦の事を言います。

コーティング弦はとにかく耐久性に優れていて超寿命!一般的な弦と比べて3倍ほど長持ちと言われています。

コーティングの影響でサウンドは少し落ち着き目で、フィンガリングノイズ(指が弦と擦れる音)が出にくいなどの特徴はありますが、意識しなければ普通の弦とそこまで大きな違いを感じることはありません。

そーじゅ

「弦交換めんどくさいな…。」と思っている人は、ぜひ1度試してみてね!

アコギ弦おすすめ3選

そーじゅ

それでは、オススメのアコギ弦を3種類紹介していくよ!

おすすめアコギ弦①:Martin(マーティン)ACOUSTICブロンズ

アコースティックギターの弦として最もスタンダードなのが「マーチン」です 。低価格ながら、高い品質が得られるのが大きな魅力です。

どんなギターにも相性が良く、ジャンルやスタイルを問わず活躍します!

超定番の弦ということで、どんな店でも見つけることができると思います。価格的にも、ギター初心者でも試しやすい弦となっています。

そーじゅ

僕が初めて買ったアコギ弦もコレ!

カスタムライトゲージ


ライトゲージ


おすすめアコギ弦②:D’Addario(ダダリオ)フォスファーブロンズ

ダダリオの弦もフォスファーブロンズ弦もかなり定番です!

サウンドにクセがなく、コストパフォーマンス、耐久性などさまざまな面で優れています!

こちらの弦も弾き語り、バンド演奏問わず、あらゆるジャンルにマッチしてくれます。

そーじゅ

出荷時のアコギによく張られているのがこの弦!

エクストラライトゲージ


ライトゲージ


おすすめアコギ弦③:ELIXIR(エリクサー)フォスファーブロンズ

「コーティング弦」といえばエリクサー!とても薄いコーティングが使われているので、他のメーカーのコーティング弦と比べて迫力のあるサウンドが得られます。

張り替えた時の煌びやかな音質や、質の高いサウンドが長持ちするのもこの弦の特徴で、コーティング弦なのでもちろん耐久性も抜群です!

そーじゅ

「1度コーティング弦を試してみたい」という人にオススメ!

エクストラライトゲージ


ライトゲージ


アコギ弦の太さ、初心者はエクストラライトゲージがオススメ!

アコギ弦を選ぶ際は、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にして選んでみてください!

ギター初心者の場合は、とにかくまずは「エクストラライトゲージ」を選んでみるのがオススメです!「いや、自分は音にこだわりがあるから」という人もいるかもしれませんが、アコギの場合は特に指が痛すぎて挫折してしまう人が多いです。

始めたばかりで辞めてしまうのはすごくもったいないので、指が慣れるまではとりあえず柔らかい弦で慣らしていきましょう!

この記事が1人でも多くの役に立つことを願っています!

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