こんな疑問に答えます! 僕はギターを始めて今年で9年目になりますが、人から習ったことは1度もなく独学でギタリストになりました。 ギターの成長スピードに悩む人は多いと思いますが、僕も以前はよく悩んでいました。なかなか上達しないのには練習に原因がある場合が多いので、今回は僕自身の経験をもとに解決法をご紹介します!「ギターなかなか上達しないな…」と悩んでいる人は、ぜひ見てください! 「ギターの練習はしてるのに、なかなか上達しない…」 こんな風に感じている人は多いと思います。 僕もギター初心者の頃は、「長時間練習することもあるし、自分では結構がんばって練習しているつもりなのになんで上手くならないんだろう…」と、なかなか上達しないことに焦ってしまっていました。 他にも、 などと悩んでいる人は多いのではないでしょうか? ただ、今の自分が以前の自分の練習方法や練習に対する考え方を振り返ってみると、「間違っていたな…」と思うことが多く、「今の自分なら絶対こうするのに!」と後悔することも多いです。 ということで、 と、その解決法について詳しく紹介してみたいと思います! 僕自身がいろんな練習方法を試したり、いろんな人の話を聞いたりして気がついたことを基に紹介していくよ! 僕はギターを始めた頃、「この日に○時間練習する」といようなスケジュールは特に決めておらず、「やる気になったときだけ4時間とか5時間とか、飽きるまで弾く。」というような練習をしていました。 当時は長時間弾いているような気分になっていたのですが、気がついたら1週間とか2週間に1回くらいしか弾いていない…という事も多かったです。 ただ、楽器は『1日休んだら3日分下手になる』と言われるくらい、毎日弾くことがかなり重要です!ギターも同じで、長時間弾くことよりも、出来るだけ毎日弾くことがとても大切になってきます。 もちろん、毎日何時間も弾くことはほとんどの人にとって難しいですし、そんな必要はないのですが、1日数分でも良いから出来るだけ毎日弾くのがオススメです! 上達しやすいこと以外にも、毎日弾くことには、「ギターを弾くことが習慣化し、辞めにくくなる」というメリットもあります。 「週末しかどうしても時間が取れない…」というような人は仕方がないので、「毎週末必ず弾く!」と決めるなどすると良いと思いますが、ほとんどの人は数分、数十分であれば毎日取れると思うので、ぜひ試して見てください! 毎日弾くとは言っても「それがなかなかできないんだよな…」という人も多いと思います。そんな時は以下の方法を試してみて下さい! 「ギターを毎日弾くと決めたけど、自分は意志が弱くて…」という人は、部屋の中で1番目につく場所や、手に取りやすい場所にギターを置いてみるのがオススメです! 僕は自分の部屋ではソファーに座っている時間が1番長いので、ギターは常にソファーの横に置いていました。 こうすることで、ギターに触れる回数は圧倒的に増えたので、ギターに触ることを習慣化するにはとても良い方法だと思います! 僕は自分でエレキギターを買ってギターを始める前に、実は1度、父親が持っていたアコギでギターを練習しよう、と思っていた時期がありました。 ただ、そのギターは父親が大切にしているギターで、「弾き終わったら必ずケースにしまえ」と言われていたのです。 ギターの練習をしたいときは、他の部屋に行って、重いギターケースを自分の部屋まで運んできて、ギターをケースから取り出して… と、練習を始めるまでに時間と手間がかかりすぎる!! これではギターを練習する気が起きにくくなってしまいます。 こうならないためにも、ギターはギタースタンドに立てかけて、すぐに手に取って弾ける状態にしておくのがオススメです! ギターがなかなか上達しないと悩む人の中には、練習時間の中でギターに集中できていない時間が多い人が多い気がします。 実際に僕もあまり集中できていなくて、時にはテレビを見ながら練習…なんてこともありました(笑) また、「今日は○時間も練習したな!」とたくさん練習した気になっていても、練習中にスマホをしょっちゅう触ってしまったり、集中せずにだらだらと弾いてしまう人は多いのではないかと思います。 実際、何も考えずに弾いていてもギターを弾く感覚は少しずつ身につくので、練習後は「めっちゃ上達した!」と錯覚してしまうのですが、これではまだ効率が良い練習とは言えません。 練習時間中はギターに集中することが大切! また、だらだら練習の1番の問題は、『練習に目的がないこと』です。 これはギターだけの話に限らず、「目的を持って練習する人」と、「目的を持たずに練習する人」では、上達のスピードにかなりの差が出てしまうのです。 目的とは言っても「プロのギタリストになる!」というような、大きな目標を持つ必要はありません。 など、『今どんなことができるようになりたいのか』というような、具体的な目的を持つようにしましょう! 「どんな目的を定めればいいか分からない…」という人は、まず を目標に練習してみて下さい! 『ピッチ』とは音の高さのことで、正しいピッチでギターを弾くには、大前提として正しくチューニングが合った状態でギターを弾く必要があります。 まず、練習を始める前に、毎回必ずチューニングを行いましょう!ギターはチューニングがかなり狂いやすい楽器なので、練習前以外に、 というようなタイミングでも、チューニングがズレている可能性が高いのでチェックした方が良いですよ! 特にギター初心者のうちは、「チューニングの作業に慣れる」ということも大切です。その他にも、チューニングが狂った状態でギターを弾いていると、「正しい音感が身に付きにくい」というデメリットもあります。チューニングに「やりすぎ」はないので、頻繁にチューニングを行う習慣を付けましょう! また、チューニングを行うときは適当にやるのではなく、正確に行う必要があります。正確なチューニングのためには、チューナーを正しく使うのがベストです! チューナーを使っていても「これくらいでいっか!」とだいたいで合わせる人も多いですが、しっかりと正しい音のド真ん中に合わせましょう! 音を合わせる時は、低い音から正しい音程に合わせるとチューニングがズレにくいです。もし元の音が正しい音程より高い場合は、一旦音を大きく下げて、そこから上げて正しい音程に合わせるのがオススメです! チューニング以外には、チョーキングなどをするにも正しいピッチを意識しよう! 正しいリズムで弾く 「正しいピッチで弾くこと」の他に、「正しいリズムで弾くこと」もとても重要です。 特に他の楽器と合わせるときは、リズムのズレがあるとかなり目立ってしまいます。曲などと合わせなくても、ギター一本でリズム通りに弾けるくらい正確なリズム感が付くと強いです! 曲をコピーするときなど、出来るだけ毎回メトロノームを使って、正しいリズムに合わせて弾くことで、リズム感はだんだんと身についてきます! また、正しいリズムで弾くには、楽譜上のリズムをしっかりと理解する必要があります。曲をコピーするときに、原曲の音に合わせて弾く人は多いと思いますが、この方法では感覚的になんとなく元のギターに合わせてしまうので、実際にはリズムを正しく理解できてないことが多いのです…。 僕も自分では正しく弾いているつもりでも、録音して聴いてみると ということはよくあります…。 特に音を伸ばす長さを理解するには、楽譜状のリズムをしっかりとイメージするのが1番確実です。 曲やフレーズを練習するときに、初めから早いテンポで弾いてしまうのも、上達を妨げてしまう練習方法の1つです。 このような練習には以下のようなデメリットがあります。 新しい曲やフレーズを弾くときに、1回目から完璧に弾けることってほぼないですよね? つまりミスをしてしまう訳ですが、それらのミスを繰り返し弾くことで減らしていき、だんだんと曲やフレーズが弾けるようになっていくのです。 ただ、初めから速く弾くとそのミスがなかなか減らないので、ミスを何度も繰り返し、「フレーズを弾き間違えるクセ」が付いてしまいます。頭の中でも無意識に「練習だし、ミスしてもいっか」と考えるようになる人も多いと思います。 これは、なかなか完璧に弾けるようにならなかったり、完璧に弾こうと思ったときにもミスしてしまう原因になってしまいます。 速く弾いて曲やフレーズをコピーしても、だんだんと弾けるようにはなります。ただ、曲をコピーする目的は「弾けるようになること」だけではないんです! 自分の今まで弾けなかったフレーズ、プロのギタリストの演奏をコピーすることで、 など、たくさんのことが学べるのです! これを速く弾いたり、テキトーに練習することで学べなくしてしまうのはすごくもったいないことなので、「初めはとにかく弾けるスピードまで落とす」ということが重要です! 初めは信じられないくらいゆっくりなテンポでOK! 上述したように、フレーズをコピーして誰かのマネをすることでたくさんのことが学べます。僕は基礎的なことから細かい表現方法や難しいテクニックまで、全てマネすることで学べると思っています。 また、学べることの多さは、『コピーの細かさ』で決まってきます。 コピーするフレーズを聴くときには、 などのことを、1音ずつしっかりと聴いていくことで、フレーズから学べることは格段に増えていきます。とは言っても一気に全てを意識することは難しいので、だんだんとコピーの完成度を上げて少しずつ発見していくのがオススメです。 特にギターを独学する人に多いのが、練習の中で「客観的な視点を持てていない」という問題です。 「なんで客観的な視点が必要なんだろう…」と疑問に思うかもしれませんが、ギターを弾いているときは、弾くことに集中してしまって、自分の音を聴くことを意識しづらいのです。 実際に自分の演奏を録音して聴いてみると、弾いているときには気がつかなかった小さなミスや、リズムのズレなどに気がつくと思います。 スマホのアプリなどを使えば簡単に録音できるので、ぜひ1度録音して自分の演奏を観察してみて下さい!録音だけでなく、スマホで自分の演奏のビデオを撮って見てみるのもオススメです! 客観的な視点を持てないことで、実は昔と比べてめちゃくちゃ上手くなっているのに、自分の上達に気がつけていない場合もあるよ! ギター初心者の中には、ギターの上達を焦っている人がとても多いように感じます。 上記で「なかなか上達しない人の特徴」として挙げた、 というようなことも、原因は『上達への焦り』だと思います。 ギターはすぐに上手く弾けるようになる楽器ではありませんし、特に初めは成長も遅いです。ギターを弾くことや練習に慣れてくれば成長も加速してくるのですが、そのことに気づく前にやめてしまう初心者の人が多いのも事実です。 なので焦らず、着実に練習を続けることが上達へのカギなのだと思います! SNSなどを見ているとものすごくギターがうまい人がたくさん出てきますよね! それらを見て、「周りにはうまい人ばっかりなのに、自分には才能がないのかな…」と劣等感を感じてしまう人は多いと思います。 ただ、SNSに動画を上げている人って、上手いから上げているんですよね。なので、SNS上のギターのレベルがギターをやっている人の平均ではありません。あなたと同じように「なかなか上達しないなぁ…」と思っている人が大部分なのです。 また、上手い人の中には才能だけでめちゃくちゃ上手い人がいるのも事実ですが、それはごく少数で、ほとんどの人は信じられないくらい練習しています。また、「いつでも上手い人に教えてもらえる」など、特別な環境にいる人も多いです。 この事実を知って、毎日10時間練習したり、いつでも上手い人に教えてもらえる環境を作る、というのも正解ですし、このような上手い人と比べずに自分のペースで楽しくギターを弾くのも正解なのです! 自分なりに練習していても、他の人と比べなければ「どんどん上達する自分」に気がつき、楽しくギターを弾いていくことができると思います! ということで、「上達しにくい練習をしてしまう原因」のほとんどは「上達への焦り」から来るものだと思います。 また、「効率の悪い練習は楽だから」というのも原因の1つです。 という2つは重要だと分かっていても実行するのはなかなか難しく、僕もできていないこともまだまだ多いですが、出来るだけ意識するように心がけています! なので、この2つのポイントを常に意識しつつ、今回ご紹介した解決法を参考にして練習してみて下さい! この記事が1人でも多くの役に立つことを願っています!
ギター、なかなか上達しない…
ギター上達しない原因①:実はあまり弾いてない
毎日ギターを弾く習慣を身につけるコツ
毎日ギターを弾くコツ①:手に取りやすい場所におく
毎日ギターを弾くコツ②:ギタースタンドを使う
オススメのギタースタンドはこちら
ギター上達しない原因②:何も考えずに練習をしてしまう
ギターを弾く目的を持つ
正しいピッチで弾く
チューニング
ギター上達しない原因③:初めから早いテンポで練習する
ミスするクセがつく
その曲から学べることが減る
コピーは「速く」より「完璧」にしよう!
ギター上達しない原因④:客観的な視点を持てていない
ギター上達しない原因⑤:焦ってしまう
SNS上の上手い人の正体
結局のところ「ギターが上達しない原因」って?
ギターが上達しない5つの原因、なかなか上手くならない人の特徴と解決法【脱初心者】
この記事のポイント
毎日ギターを弾く習慣を身につけるコツ
ARIA アリア ギタースタンド
posted with カエレバ
初めから早く弾くことのデメリット
ギター、全然上達しない…。すぐに弾けるようになる人もいるのに、なんで自分はなかなか上手くならないんだろう?上達スピードが上がる方法が何かあれば知りたい!