
こんな疑問に答えます!
- ギターの独学に必要な練習時間はどれくらい?
- ギター独学で『どれくらい練習時間するか』より大事なこと…
僕はギターを始めて今年で9年目になりますが、人から習ったことは1度もなく、独学でギターを習得しました。
ギターを始めた頃、「どれだけ練習すれば弾けるようになるんだろう…」と想像し、意味も無く憂鬱になることがよくありました。(笑)同じように、ギターの習得に必要な練習時間について何か悩みがある人はぜひ見てください!
ギターの独学に必要な練習時間ってどれくらい?

「ギターを弾けるようになるまで、どれくらい練習すればいいんだろう…?」
ギターを始めた人で、こんな疑問を抱いている人は多いと思います。『必要な練習量』は目的や環境によってかなり異なるので「〇時間必要だよ!」とお答えすることはできませんが、今回は『このくらいのレベルになるまでに、このくらいの練習量(時間)が必要』ということをご紹介していこうと思います。

それでは早速、紹介していくよ!
ギター独学にどれくらいの練習時間が必要か①:1万時間の法則
『1万時間の法則』という言葉を聞いたことがありませんか?
1万時間の法則とは、「何かを始めてからその物事を習得し、プロレベルになるまでには1万時間くらいかかる。」というような内容です。実際に一流のスキルを持つスポーツ選手や芸術家、また、ビル・ゲイツなどの成功者の多くは1万時間ほどの下積みを経験していると言われています。

もしこの法則が絶対だとしたら、あなたが今日から毎日1日10時間ギターを練習したとしても、
プロレベルになるまでに約1,000日、3年弱くらいかかってしまうことになります…。これはかなり長い道のりですよね。
ギター独学にどれくらいの練習時間が必要か②:20時間でなんでも習得できる?
一方、ミュージシャンのジョシュ・カウフマンは「20時間であらゆるスキルは、ある程度習得できる」と言っています。
こちらの動画の最後で披露しているように、実際に彼は20時間ウクレレを練習し、「ウクレレが弾ける」というレベルまでは習得しています。
つまり、「どれくらいの練習が必要なのか」を確かめるためには、まず、『自分がどれくらい弾けるようになりたいのか』を明確にする必要があるのです。
ギター独学に必要な時間はどれくらい?①:プロのギタリストになりたい場合


ということで次に、『どのくらい弾けるようになりたいのか』という目標に合わせて、必要な練習時間の目安を紹介していくよ!
まずは、『プロのギタリストになりたい!』というような高い目標を持った人に必要な練習時間についてご紹介していきます。
ギターなどの楽器でプロレベルの技術を身につけたい場合、1万時間の法則でも言われているように、毎日8時間~10時間の練習を数年続ける必要があると言われています。
これはつまり、自分が使えるほぼ全ての時間をギターに費やさなければならないという事です。
実際に、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」にも選ばれているレッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリスト、ジョン・フルシアンテは、10代前半の頃から1日15時間以上練習していたようで、他にも有名ギタリストでこのような逸話を持つ人はかなり多いです。

ただ、「プロになる」と言ってもなり方は千差万別だし、プロとして活躍しているギタリストが必ずしも最高水準の技術を持っている訳では無いけどね!

とは言っても、ギターを始めてすぐに長時間の練習ができる訳ではないので、ギター初心者の人は、まずはギターを弾くことに慣れながらだんだんと練習時間を伸ばしていきましょう。
ちなみに、プロになりたいのなら演奏テクニックだけでなく、ギターや音楽の知識も相当必要になるので、ギターを弾く以外に勉強の時間も必要になります。
ギター独学に必要な時間はどれくらい?②:バンドを組んで演奏したい場合

バンドを組んで演奏するのが目標の場合、毎日1~2時間、休日などで時間が多く取れる日には3~5時間ほど練習するのが理想的です。実際に僕もギターを初めて最初の目標が『バンドを組んで演奏すること』だったのですが、以上の通りに練習し始めてから半年ほど経った頃にはバンド演奏である程度形にすることができるようになりました!
練習内容は、基礎的な技術練習はもちろん、バンドで演奏したい曲などを練習するのがオススメです。さらに、バンドを組んだ後は個人練習以外にもバンドで合わせる時間を作ったり、特にライブ前などにはスタジオ練習を頻繁に行なう必要もあるでしょう。

こちらの場合も、ギターを弾くことに慣れるまでは無理して長時間弾かないようにしよう!
ギター独学に必要な時間はどれくらい?③:とりあえず1曲弾きたい場合

『1曲弾けるようになりたい!』というのが目標で、弾く曲に特にこだわりがなければ、上述したように20時間で弾けるようになることは十分可能だと思います。
20時間だと、1日30分の練習でも1か月ちょっとで達成できるので、結構お手軽ですよね!
ただ、20時間で弾けるようになるとは言っても、ムダな練習をしていては余計に時間がかかってしまうので、ピックの持ち方やギターの構え方、必要なコードなどの練習などに絞って、それだけを練習するようにしましょう。

弾きたい曲にこだわりがある場合は、曲の難易度によって必要な練習時間は大きく異なります。ただ、弾きたい曲があまりに難しい曲の場合は、簡単な曲から始めて徐々にレベルアップするのがオススメです。
初めから難しすぎる曲を選んでしまうとなかなか弾けるようにならず、モチベーションが下がって途中で諦めてしまう人が多いです…。ただ、どうしても弾きたい曲をたくさん練習することが急成長につながることもあるので、難しい曲を諦めずトライしてみるのもアリだと思います!
ギター独学で『どれくらい練習するか』より大事なこと…

ギターを上達するために沢山弾くことはもちろん重要ですが、練習量よりも大事なことがあります。特に以下のことはとても重要なので、意識しながら練習に取り組んでみててください!
- できるだけ毎日弾く
- 目標を定める
- 考えて弾く
ギター独学、練習時間より大事なこと①:できるだけ毎日弾く
ギターはできる限り『毎日弾くこと』が重要です。いくら1日中頑張って練習しても、数日休むとほとんど忘れてしまいます。
楽器の世界ではよく「1日休むと3日分戻る」と言われますが、実際に弾かなかった次の日に「1日弾かなかっただけで指が全然動かん…」となることはよくあります…。

「そんなこと言っても毎日そんなに時間取れないよ…」という人も多いと思いますが、毎日長時間練習しなければいけない訳ではありません。基礎的な運指トレーニングや練習している曲のフレーズなど、昨日までの自分のレベルを維持できるように、短い時間でも良いので毎日弾くことが重要なのです。

短時間の積み重ねが、半年後、1年後に大きな差として現れる!
ギター独学、練習時間より大事なこと②:小さな目標を定める
目標をきちんと持ってギターの練習に取り組むことも、とても大事です。
「プロのギタリストになる」「バンドを組む」などの大きなゴールだけでなく、期間を決めて「この曲を完成させる」「このテクニックをマスターする」など、細かい目標を定めることで成長スピードが上がります。

この目標は、『あまり無理をせずに実現可能なもの』にするとより効果的!
ギター独学、練習時間より大事なこと③:考えて弾く
特に独学の場合に陥りやすいのが、『ただダラダラと長時間弾いてしまう事』なのですが、効率良い練習をするためにはしっかりと考えながら練習する必要があります。
もちろん楽しくリラックスして弾く時間もあって良いのですが、「リラックスして弾く時間」と「きちんと練習する時間」を分け、メリハリをつけて練習するのがオススメです。
「何を考えれば良いか分からない…」という人は、
- 『小さな目標』を設定し、達成するために意識すべきポイントを考える
- 客観的に自分の演奏を見て、何が足りないか考える
というようなことから始めてみてください!
「自分のギター独学」にどれくらいの練習が最適か見極めよう

自分の目標と照らし合わせて「まだまだ練習足りないな…」「そんなに長時間弾かなくて良いのか…」など、いろいろな感想を持たれたかと思いますが、これらはあくまで目安なのであまり無理しすぎないようにしましょう!
特にギター初心者が、ギターを弾くことに体が慣れていないうちから長時間練習をするのはオススメできません。ギターを弾くことに慣れてくると自然に長時間弾けるようになってくるので、それまではあまり練習時間にこだわらず、楽しんで弾いてみてください!
長時間練習できないうちは、今回ご紹介した『練習時間より大事なこと』を意識するよう、習慣付けてみてください。
この記事が1人でも多くの役に立つことを願っています!
ギターの独学って、どれくらい練習が必要なんだろう…。やっぱり上達するまでにかなりの練習時間が必要だよね…?自分がギターを習得するまでに必要な練習時間がどれくらいか知りたい!