こんな疑問に答えます!
- ギター初心者に中古ギターはオススメ?
- ギター初心者が中古ギターを選ぶメリット
- ギター初心者が中古ギターを選ぶデメリット
- ギター初心者向けの中古ギターの選び方
- ギター初心者で中古ギター選びに迷っている人は…
僕はギターを始めて今年で9年目になりますが、人から習ったことは1度もなく、独学でギターを習得しました。
これまで中古ギターも何本か購入してきたのですが、新品のギターとは見るポイントがまた違って少し難しいんですよね…。初めて選ぶ場合は不安も大きいと思うので、「中古ギターを買おうか迷っている…」と言う人はぜひ見てください!
ギター初心者に『中古ギター』ってどう?
ギター初心者の1本目のギターとして、『中古ギター』を考える人も多いと思います!
僕もギターを始めた当初、「ギター続けられるかな…」という不安もあり、
- 最初は安い中古ギターで良いかな…
- 安い新品ギターよりは、同じ値段の中古ギターの方が良いよね…
など、色々考えました。
同じように、ギター初心者で「1本目は中古で良いよね!」と考える人も多いと思います!
ただ、深く考えずに中古ギターを選ぶのはかなり危険ですし、選ぶ際の注意点もいくつかあるので、今回は「中古ギターの選び方」をご紹介していきます!
ギター初心者に中古ギターはオススメ?
「そもそもギター初心者が中古ギターを購入するのはオススメ?」と疑問に思っている人も多いと思います。
結論から言うと、ギター初心者が中古ギターを1人で選ぶのは少し難しいです。
ただ、ギターに詳しい友人や知人がいる場合は、少し助けを借りながら選ぶことは十分可能だと思います。「どうしても中古ギターが欲しい!」と言う場合は、中古ギターのメリット、デメリットをしっかりと理解した上で選ぶようにしましょう!
ギター初心者が中古ギターを選ぶメリット
それでは中古ギターのメリットを紹介していくよ!
- ランクの高いギターから選べる
- ときどき『掘り出し物』がある
- 『音の鳴り』が新品より良い場合がある
ギター初心者が中古ギターを選ぶメリット①:ランクの高いギターから選べる
まず1番のメリットが「高いギターが安く買える」ということですよね!ギターに限らず、中古のものを購入する人の多くはこの「新品との価格の差」を求めて中古を選ぶと思います。
ギターの場合も新品の半分くらいの価格で手に入れられることもありますし、うまく選べばとてつもないメリットになります!
ただ、中古ギターはキズや消耗具合を見て価格設定がされてるから、新品との差額が大きすぎる場合も注意が必要!
ギター初心者が中古ギターを選ぶメリット②:ときどき『掘り出し物』がある
中古ギターを漁っていると、ときどきとんでもない掘り出し物やレアなギターと出会うこともあります。 これはロマンですよね!(笑)
特に、今となっては入手困難の限定品やレアギターなどは中古でしか手に入れることができません。また、前のオーナーさんによってカスタマイズされており、それがプラスに働いている場合や、価値の高いパーツが付いてくる場合などもあります。
中古ギターは『一点もの』として考えよう!
ギター初心者が中古ギターを選ぶメリット③:『音の鳴り』が新品より良い場合がある
ギターは「弾いていくうちにだんだんと鳴りが良くなる」と言われています。
鳴りが良くなる原因については色んな説があるようですが、実際に「新品の時に比べて鳴りが良くなった!」というのは多くの人が感じていることです!
とは言っても、ギター初心者がこの「鳴りの良さ」を感じ取るのは難しいけどね…。
ギター初心者が中古ギターを選ぶデメリット
中古ギターにはデメリットもあるから注意してね!
- 『良いギター』の基準が作れない
- 問題があるギターも多い
- 保証が効かない場合が多い
ギター初心者が中古ギターを選ぶデメリット①:『良いギター』の基準が作れない
新品のギターを手にしたことのない人には、ギターに関して「普通はこう」という基準がありません。この状態で、「状態の悪い中古ギター」を手にしてしまった時に、そのギターのおかしい部分にずっと気がつけない、というのは大きなデメリットです…。
また、その「状態の悪いギター」がその人にとってのギターの基準となってしまい、2本目以降のギター選びにも悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
ギター初心者が中古ギターを選ぶデメリット②:問題があるギターも多い
中古ギターは「新品じゃないから安い」という理由以外にも、安くなっている『理由』がある場合がほとんどです!
この『理由』は、そのギターの前オーナーがどのようにギターを管理していたかによってさまざまです。ギターは弾くたびに消耗する楽器なので、使う人の管理方法やメンテナンスによって消耗具合にも大きく差が出てしまいます…。
また「消耗の種類」も、「本体表面のキズ」など目に見えて分かりやすい消耗箇所もあれば、わかりにくい部分もあります。
購入後に自分でメンテナンスをすれば解決する消耗もありますが、中にはパーツごと交換する必要があり、そのパーツ交換にギター本体以上のお金がかかってしまう、という最悪のパターンもあり得ます…。
ギターの修理って意外と高い…。
ギター初心者が中古ギターを選ぶデメリット③:保証が効かない場合が多い
これはお店にもよりますが、新品のギターを購入する場合は「1年保証」のように、問題があった場合に交換や修理で対応してくれる「保証」が付いている場合が多いです。
ただ、中古ギターの場合は保証が付いていない場合の方が多いです。また、付いていたとしても、中古ギターは「1点もの」のようなものなので、大きな問題があっても「交換」という対応は基本的にありません。
修理で100%問題が無くなるとは限らないしね…。
ギター初心者向け、中古ギターの選び方
ここまで読んで、「このギター、元の値段の半額だ!」という風に価格だけ見てコレ!と選ぶのはかなり危険だと言うことが分かっていただけたかと思います。
ということで、ギター初心者が中古のギターを選ぶときの具体的な選び方をご紹介していきます!
- チューニングを確認する
- ビビりがないか確認する
- 消耗状態をチェックする
- 実際に手に取ってみる
- 新品に近い状態か見極める
ギター初心者向けの中古ギターの選び方①:チューニングを確認する
まず第一に、「チューニングが安定しているか」を確認しましょう!
「チューニング」は楽器の演奏においてとても重要ですが、質の悪いギターには「チューニングがきちんと合わないもの」や、「1度合わせてもすぐにズレてきてしまうもの」が多いです…。
このようなギターは絶対に避けましょう!
また、チューニングの安定を確認するためには実際に弾いてみるしかないのですが、チューニングの良し悪しはローコードでは出にくいので、必ずハイフレット(フレット数の高いフレット)でも確認するようにしてください。
弾いている間にだんだんチューニングがズレるギターも多いから、「しばらく弾き続けてみる」というのも必要な確認作業!
ギター初心者向けの中古ギターの選び方②:ビビりがないか確認する
ギターを弾いた時に、ギターの弦やパーツ同士が振動によって接触し合い「ビーーーン」というような音が鳴ってしまうことがあるのですが、この音を「ビビり」と表現します。
ビビりは色んなことが原因で出てしまうのですが、ギターを試奏してみてビビりが出る場合はギターに何か問題がある場合が多いので、原因を見つけるか、そのギターはやめておいた方が無難でしょう!
ギター初心者向けの中古ギターの選び方③:消耗状態をチェックする
各パーツの消耗具合も必ずチェックしましょう!
例えば以下のようなギターはNGです!
- フレットが大きくすり減っている
- ネックが反っている
- ボディが膨らんでいる
- ナットやサドルのミゾが深い
このようなギターはかなり使い込まれている場合が多く、オススメできません。他にも以下のようなポイントに注目してみると、消耗具合が分かりやすいです!
消耗しやすい箇所①:フレット
ギターは長く弾いていると必ずフレットが減ってくるので、フレットの減り具合はどれくらい使い込まれているギターなのか、ある程度目安になります。
中古ギターの場合、少しフレットが減っているのは仕方がないですが、大きく減っている場合は注意が必要です!
弾いてみてビビリが出たり、弾きずらい場合はやめておきましょう。
フレットの修理は自力で行うのがかなり難しく、お店でやってもらうとかなり高い…。
消耗しやすい箇所②:ネック
ギターのネックは、少し反っているくらいなら自分で直せる場合も多いですが、大きく反っているものは避けるようにしましょう!
また、ネックの裏側などにある大きなキズやヘコみは、ギターを倒してしまったり、どこかにぶつけたときにできたものの可能性が高いです。
他にも指板の一部が大きく削れている場合など、ネックの交換が必要になるようなものはやめておきましょう!
消耗しやすい箇所③:ペグ
ペグの状態も悪くなりやすいので必ず確認しましょう!
ペグは、
- ユルユルになっている
- サビて回りづらい
- 回すと変な音がする
- しっかりと付いておらず、ガタガタする
という風になっているものが多いです。このようなペグはチューニングが正しくできなかったり、ビビりの原因になることもあります。
すぐに直るものなのか、交換が必要なのか、お店の人に確認してみよう!
ギター初心者向けの中古ギターの選び方④:実際に手に取ってみる
ギター初心者の場合はギターが弾けない場合が多いので、お店に行っても実際にギターを弾かずに選んでしまう人が多いですが、ギターは実際に手に取り、弾いてみてから選びましょう!
弾けない場合はお店のスタッフさんに頼むと弾いてくれますが、少なくとも1度は自分で手に取って構えてみるのがオススメです。
また、ギターを実際に手に取れない「オンラインショップ」などで中古ギターを購入するのはかなりリスクが大きく、やめておいた方が良いでしょう。
ギター初心者向けの中古ギターの選び方⑤:新品に近い状態か見極める
ギターのピックガードを見てみると、あまりキズがついていないものや、時々フィルムがまだ付いているものを見かけることがあります。
このようなギターは前の所有者が購入してすぐに売ってしまった場合が多く、このように新品に近い状態のギターはかなりオススメです!
ピックガードだけ新しい場合もあるから注意してね!
ギター初心者で中古ギター選びに迷っている人は…:スターペグ・ミュージック
中古のギターを購入するか迷っている人や、ある程度目星は付いているものの「決めきれない…」と悩んでいる人もいますよね…。
そんな人に圧倒的にオススメしたいのが、この「スターペグ・ミュージック」です。
- 気になるギターをレンタルして試せる
- 気に入らなければ返却すればいいだけ
- 最短『1ヶ月』から借りられる
- 料金が安い
- ギター以外の周辺機器も一緒にレンタルできる
- 故障などのトラブルにも対応してくれる
こちらのすごいところは「とにかく安くギターが借りられる!」ところ。ギターを買うとなると、やはり1〜数万円はかかりますが、こちらのサービスだと最安で月々1,149円(2021年5月現在)でギターを借りることができます。
僕も実際にスターペグを利用するに当たり、色々なギターのレンタルサービスを見てみました。ギターのレンタル経験がある人や、レンタルサービスを探したことのある人なら分かるかと思いますが、この最安値はダントツで安いです…!
ギターの種類によって料金が変わるから、借りる前にチェックしてみてね!
また、ギター初心者の場合は、ギター本体以外にも諸々の道具を揃えなければ練習を始められませんが、オプションでこのような周辺機器をギターと一緒に借りることも可能です。
- カポタスト
- チューナー
- ピック
- ギタースタンド
- ストラップ
- 教則本
- 毎月お届けの代弦
例えば、「欲しいギターはあるけど、楽器屋さんでの試奏だけじゃ決めきれない…」と言うような場合に、実際に1ヶ月〜数ヶ月、好きなだけ弾いて決められるのは大きなメリットですよね!
また、「そもそも、ギターを続けられるか不安…」と言う場合もあると思いますが、このような場合にもギターのレンタルはオススメです。
全ての種類のギターが揃っている訳ではないから、借りたいギターがあるか確認してみてね!
中古ギターを選ぶ場合は、詳しい人に助けてもらおう!
上述した通り、ギター初心者が誰の助けも借りずに中古ギターを選ぶのは難しいです…。
「始めは中古でいいよね!」「安いから!」と安易な気持ちで選ぶのはリスクが大きく、中古ギターを選ぶにはそれなりのリサーチをする必要があります!
ギターを始めたばかりで大きな失敗をして欲しくないので、中古ギターを選ぶ際はぜひ一度しっかりと考えてみてください!
中古のギターって実際どうなんだろう…?ギター初心者でも中古のギター選びってできるのかな?中古ギターを選ぶときの注意点とか、おすすめの選び方があれば知りたい!