こんな疑問に答えます! 僕はギターを始めて今年で9年目になりますが、人から習ったことは1度もなく独学でギタリストになりました。 ギター初心者のころ、リードギターってなんとなく派手でかっこいいイメージがあり弾いてみたのですが、めちゃくちゃ難しい曲が多いですよね…!同じように「リードギターのパートを弾いてみたい!」と思っている人は、ぜひ見てください。 『リードギター』についてあまりよく知らない人もいると思うので、まずはリードギターについて説明していきます。 バンドは基本的に、 などのメンバーによって構成されていますが、『ツインギター』と言ってギタリストが2人いる場合も多いです。実際にライブ映像などで目にする機会も多いと思います。 ツインギターの2本のギターは、それぞれの役割から一方が『リードギター』、もう一方が『サイドギター』と呼ばれています。 『リードギター』とは、演奏の中でギターソロ、また主に単音弾きのパートを担当するギターパートのことを言います。 リードギターに対して、『サイドギター』は「リズムギター」とも呼ばれ、曲のコード進行の部分を担当するギターパートのことを言います。 リードギターが、エレキギターと言われてイメージする「キュイィィーン」というような派手な演奏をするパート。 というようなイメージです。 「ギターソロかっこいい!」とギターを始める人も多いと思いますし、テレビやライブ映像などでもリードギターの方が目立ったり、映る確率も高いことから、「バンドやるならリードギター弾きたい」という人も多いのではないでしょうか? 逆に「リードギターなんて自分にはまだ…」という人もいるよね! 『3ピースバンド』と言って、ギターが1本しかいないバンドも多いです。 3ピースバンドの場合、ツインギターのギター2本分の役割を1本のギターで担わなければいけません。 なので、サイドギターの役割であるバンドには不可欠なコード進行を担当しつつ、ギターソロも担当する場合が多いです。 3ピースバンドのギターはリードギター以上に責任重大! 曲にもよりますが、実際リードギターのパートはギター初心者向けとは言えない、難易度の高い場合が多いです…。 リードギターのどんな部分が初心者にとって難しいか説明するよ! よく「リードギターって難しいよね」と言われますが、これは「サイドギターと比べて難しい」ということだと思います。 実はサイドギターも細かいことを追求すれば難しいのですが、細かいことを気にせずただ弾くだけなら「ギター初心者にとって弾きやすい」と言えます。 「じゃあリードギターのどこがサイドギターと比べて難しいんだろう…」と気になると思いますが、それは『ギターソロ』と『単音弾き』なのです。 また、リードギターはサイドギターに比べて多様なテクニックが使われることが多く、初心者にとっては「1曲弾くためだけに新しいテクニックを何個も覚えないと…」と苦労することが多いのです…。 ギターソロはハードルが高いイメージがありますが、やはり、基本的に初心者にとって難しいものが多いです。 ギターソロには「派手で目立つテクニック」が使われていることが多いです。派手なテクニックが必ずしも難しいとは限りませんが、ソロによく出てくる「速弾き」などはいきなり初心者が手出しするのはおすすめできません…。 ギターソロには単音弾きが多いことも、ギター初心者がなかなかうまく弾けるようにならない1つの要因…。 先ほどから『単音弾きが難しい』と言っていますが、「単音弾きの何が難しいんだろう…」とあまり分からない人もいると思います。 ギターには6本の弦がありますが、「1本の弦を鳴らす」ということは、残りの5本の弦を鳴らさずに、1本の弦を正確にピッキングする必要があるのです。 狙った弦をピッキングする正確さや、鳴らしたくない弦をミュートする技術は、コツや慣れが必要なので苦労するギター初心者も多いのです。 ここまでリードギターがどのように難しいかご紹介してきましたが、ここからはギター初心者でも弾きやすい、難易度が低めの曲をご紹介していきます! 難しいギターソロや単音弾き、速弾きなどが比較的少ない曲を選んでみたよ! エルレガーデンの曲はリードギターでもそこまで難しくないものが多く、バンド初心者でも弾けてかっこいい曲が多いのでオススメです! この曲はテンポがゆっくりで、基本的なテクニックで構成されているので弾きやすいと思います。 こちらもエルレガーデンの曲で、少し速い曲なのでゆっくりなテンポから練習しましょう。 初めからパワーコードやブリッジミュート、オクターブ奏法など立て続けにさまざまなテクニックが出てきますが、難しいギターソロはないので難易度はそこまで高くないと思います。 イントロの印象的なオクターブ奏法から始まり、曲が進むに連れて単音弾き、パワーコードやブリッジミュートなど、さまざまなテクニックが1つずつ出てくるので、初心者が新たなテクニックを習得する曲としてピッタリです。 1パートごとに丁寧に練習してみましょう。 RADWIMPSの曲はリードギターが難しい曲も多いですが、この曲は比較的弾きやすいと思います。 ただ、テンポが速いので必ずゆっくりで練習するようにしましょう! こちらもバンド初心者のコピーにオススメなガールズバンド「SCANDAL」の曲です。 こちらもギター初心者がまず習得すべきテクニックがたくさん詰まっているので、上達のためにコピーしてみるのはオススメです! リードギターの練習方法と言っても、練習内容は普通に曲をコピーするのと変わりません。 ただ、練習の中で重点を置く部分が少し増えます。 通常、曲を練習するときは意識的に「リズム」と「ピッチ」に重点を置くのがおすすめです。ただ、リードギターの場合は、さらに音の正確さ(特に単音弾き)もかなり重要になってきます。 ギターソロで正確に弾けず、音を外しまくっていたらかなり目立ちますよね…。 ギターソロの正確さを上げるには、とにかくゆっくりなテンポから練習を始めることが重要です。いきなり速く弾くと自分が正確に弾けてない部分に気づきにくく「あれ、案外弾けてる?」と思ってしまったり、それを続けていると変なクセがついてしまうことも多いです。 原曲のソロは速いことが多いので、速く弾きたくなると思いますが、少し我慢してゆっくりから始めてみましょう! 右手と左手のタイミングを合わせることも重要です。 ギターを始めたばかりだと、(右利きの場合)左手で弦を押さえるタイミングと、右手でピッキングするタイミングが合わず、ちぐはぐになってしまいますよね? 単音弾きでは特に、このタイミングを合わせないとまともに音がならないので、きちんと合わせる練習が必要です! ギターソロなどの単音弾き部分をキレイに弾くには、確実なミュートが不可欠です! ミュートができていない状態で単音弾きをすると、どうしても鳴らしたくない雑音が鳴ってしまいます。特にアンプを使ってエレキギターを弾く場合、この雑音がかなり目立ってしまいます…。 エレキギターは『鳴らすより鳴らさないことが難しい楽器』と言われるほど雑音が鳴りやすい楽器なので、ミュートの技術はしっかりと身につけておいた方が良いでしょう。 詳しいミュートのやり方は以下の記事で紹介しているから、合わせて参考にしてみてね! 今回ご紹介した曲のように、ギター初心者でもリードギターが弾ける曲も探せばたくさんあります! 「ギターを昨日始めた!」とか、「これからギターを始めるつもり!」くらいの超初心者の人にはあまりオススメしませんが、「基礎的なテクニックはひと通りマスターできた!」というくらいのレベルなら、ぜひリードギターに挑戦してみてはいかがでしょうか。 初めは難しく感じると思いますが、どんな曲でも少しずつ区切ってコツコツ練習していれば弾けるようになります! ギターソロのように派手で大胆な部分こそ、より丁寧に、確実に弾けるように練習してみてください。 この記事が1人でも多くの役に立つことを願っています! ちなみに「エレキギター初心者向けの曲がもっと知りたい!」という人は、以下の記事でオススメの曲をたくさんまとめてるから、ぜひチェックしてみてね!
ギター初心者にはムリ?「リードギター」とは
サイドギターがバッキングやコード弾きなどを正確なリズムで刻むパート。ギターが1本の「3ピースバンド」
リードギターは初心者にとってどう難しい?
リードギターの難しさ①:サイドギターと比べて難しい
リードギターの難しさ②:ギターソロが難しい
リードギターの難しさ③:単音弾きが難しい
リードギターが初心者でも弾けるおすすめ曲
リードギター初心者おすすめ曲①:ELLEGARDEN / Missing
リードギター初心者おすすめ曲②:ELLEGARDEN / ジターバグ
リードギター初心者おすすめ曲③:ASIAN KUNG-FU GENERATION / Rewrite
リードギター初心者おすすめ曲④:RADWIMPS / 君と羊と青
リードギター初心者おすすめ曲⑤:SCANDAL / 瞬間センチメンタル
リードギター初心者にオススメの練習方法
リードギター初心者向け練習方法①:音の正確さ
リードギター初心者向け練習方法②:左右の手を合わせる
リードギター初心者向け練習方法③:ミュート
リードギターは初心者でも弾ける!
リードギターって初心者でも弾ける?リードギターを弾くのにオススメの練習曲5選
この記事のポイント
リードギターとは
サイドギターとは
リードギターの何が難しい?
ギター初心者だけど、リードギターを弾いてみたい!初心者には難しすぎるかな?リードギターのパートがそこまで難しくない、ギター初心者でも弾けそうな曲があれば知りたい!