こんな疑問に答えます!
- ギターのスライドとは
- スライドのやり方、コツ
- スライドとグリッサンドの違いって?
- スライドの練習曲
僕はギターを始めて今年で9年目になりますが、人から習ったことは1度もなく、独学でギタリストになりました。
— そーじゅ🎸ギター (@SojuGuitar) April 15, 2020
僕もギターを始めてすぐの頃に『スライド』を練習しました。同じようにギター初心者でスライドをマスターしようとしている人はぜひ見てください!
ギターの「スライド」とは
「スライド」とは、ギターの弦の上で指を滑らせ、スライドさせることで音程を変える奏法のこと。
ギターの演奏で、ある音からある音へと音程を変えたいときは通常、左手(右利きの場合)の指で次に鳴らしたい音の位置を押さえ、右手でピッキングしますよね?
ただ、このスライドという奏法の場合は弦を押さえる方の指をスライドさせることで音程を変えるので、ピッキングが必要なくなります!
スライドは使いこなせば、使いどころはかなり多様!
ピッキングが無いので、滑らかに音程を変えることができ、躍動感やスピード感を出したり、より滑らかで繊細な情感を表現するために使われます。また、ピッキングを省略することは、より速く弾きたいときに役立つ場合もあります。
スライドはTAB譜では以下のように表されるよ!
ギター初心者でも簡単なスライドのやり方、コツ
それではスライドのやり方やコツを説明していくよ!
スライドのやり方
スライドのやり方を、先ほどの画像のTAB譜を例にご説明します!
①まず2弦10フレットを人差し指で押さえ、2弦をピッキングします。(ラの音が鳴ります。)
②押さえている人差し指を、押さえたまま2弦12フレットまで、弦の上を滑らせるように移動させます。(ラの音→シの音に変わります。)
スライドのコツも紹介するよ!
- 音が途切れないようにする
- 狙った音でしっかりと止まる
- 狙った音の位置に目線を置いておく
音が途切れないようにする
スライドをしている間は、最初から最後まで指の力を抜かず、音が途切れないように意識しましょう。
狙った音でしっかりと止まる
スライドで1番重要なのが、スライド終わりにピッタリと狙った音で止まることです。
これが初めは意外と難しいんですよね…。ただ、狙った音の前で止まったり、逆に行きすぎてしまうとどうしても「間違えた感」が出てしまいます…。
また、狙うことを意識しすぎてテンポが遅くなり、リズムが狂ってしまうのも問題です。初めから「音が途切れないように……狙った音で止めて……リズムリズム……」と全て意識するのは難しいので、1つずつクリアするようにしましょう!
狙った音の位置に目線を置いておく
スライドするときの目線ですが、移動する指や手ではなく、スライドの移動先のフレットを見るようにしましょう。移動先に目線を置いておくことで、狙った音でピタッと止めやすくなります。
スライドとグリッサンドの違いって?
「スライド」に似たテクニックで、「グリッサンド」というものがあります。どちらも弦の上で指をスライドさせて音程を変えるテクニックですが、
- スライド→スライド後に到達する音が決まっている
- グリッサンド→どこからどこまでスライドするか決まっていない
という違いがあります。
グリッサンドはスライドよりもギミックの要素が強く、効果を狙ったりパーカッシブな印象を与えるために使われます。
グリッサンドはTAB譜では以下のように表されるよ!
ギター初心者向け、スライドの練習曲
スライドの練習にちょうど良い練習曲をご紹介します!
天体観測 / BUMP OF CHICKEN
この曲のイントロはスライドの練習にピッタリです!
また、全体を通してギター初心者がマスターしたいテクニックが出てくるので、ぜひコピーしてみてください!
ギターの「スライド」を完璧にマスターしよう!
今回は「スライド」と「グリッサンド」をご紹介しました。弦の上で指を滑らせる感覚が身につくまでは、なかなか上手くいかないかもしれません。
ただ、スライドもグリッサンドも慣れることで身につく技術!コツなどを意識しながら練習することも大事ですが、数をこなしながら慣れていくことも重要です。
また、曲中でフレーズに組み込めるようになると、表現の幅が広がり、その威力を感じることができると思います。使いどころも自然と分かってくると思うので、まずは確実にマスターしておきましょう!
この記事が1人でも多くの役に立つことを願っています!
ギターで「スライド」ができるようになりたい!そもそもスライドってどんな奏法?初心者でもうまく弾けるようになるコツとか、オススメの練習方法があれば知りたい!