こんな疑問に答えます!
- エレキギターの弦交換のために準備するもの
- エレキギターの弦交換方法
- エレキギターはどれくらいの頻度で弦交換すべき?
僕はギターを始めて今年で9年目になりますが、人から習ったことは1度もなく、独学でギタリストになりました。
初めて弦が切れたとき、僕は弦交換のやり方がわからずそのまましばらく放置してしまいました。ただ、弦交換って慣れるとめちゃくちゃ簡単なんですよね。こんなことのためにギターから離れるのはもったいないので、しっかりと弦交換の方法を身に着けてしまいましょう!
エレキギターの弦交換のために準備するもの
まずはエレキギターの弦交換に必要な道具など、準備すべきものを1つずつご紹介します!
エレキギターの弦交換に準備する物①:ニッパー
ニッパーとは金属を切るためのハサミのようなもので、弦をカットするために使います。100均などで購入することができます!
エレキギターの弦交換に準備する物②:新品の弦
もちろん新しい弦も必要です。エレキギターの弦にもいろいろなメーカーや種類があるので、自分のお気に入りの弦を探してみてください!
エレキギターの弦交換に準備する物③:ギター用クロス
クロスとはギターをふくための柔らかい布のようなものです。ギター専用のものでなくても良いですが、柔らかい布でなければギターに傷が付いてしまう恐れがあります。
ギター用クロスであれば、楽器屋さんなどで購入できます。
エレキギターの弦交換に準備する物④:ペグワインダー
ペグワインダーは絶対に必要なわけではありませんが、あるととても便利です!ペグ(ヘッドについているネジのような部分)を回すために使います。
弦交換の時ってペグをたくさん回す必要があるのですが、手で回しているとけっこう疲れるんですよね…。ペグワインダーを使えば軽い力でかなりスピードアップできるのでオススメです。楽器屋などで安く売られています。
その他にもフロイドローズタイプのギターの弦交換には六角レンチが必要。
エレキギターの弦交換の方法(レスポールタイプ)
弦交換に必要な道具がそろったら、さっそく弦交換をしてみましょう!それでは弦交換の方法をご紹介します。
エレキギターの弦交換方法①:全ての弦を外す
まずは全ての弦を緩めて、ギターから外していきましょう。弦はペグ(ギターのヘッドについているネジのようなもの)を回して緩めます。
この時にペグワインダーがあればすごく便利!
弦が完全に緩んだらそのまま手でほどいて取り外すか、ニッパーで弦の真ん中(12フレットの辺り)をカットし、弦を外しましょう。
※弦を緩めずに弦を切ると、ギターに負担がかかるので注意しましょう。
ギターの弦をなにゴミとして分別するか、これは地域のルールなどによって異なりますが、エレキギターの弦は金属なので、燃えないゴミ、不燃ゴミに分類されることが多いです。
エレキギターの弦交換方法②:新しい弦を準備する
弦を張っていく前に、新しい弦を準備しましょう。
弦に折り目を付けないように、丁寧に弦を取り出しましょう。また、新品の弦を取り出した時は弦がねじれている場合があるので、先に取り出し、丸まっている弦を伸ばしておきましょう。
クロスなどを使ってブリッジ側の方から軽くさらっておくのがオススメです。
エレキギターの弦交換方法③:ブリッジに弦を通す
ブリッジの部分に弦を通すための穴があるので、そこから1本ずつ弦を通していきます。
通った弦はそのままヘッドの方まで伸ばしておきましょう。
エレキギターの弦交換方法④:ペグに弦を巻き付ける
弦をペグ部分の穴に通します。
弦を通したら、弦がネックの反対側(1弦側)に届くくらい、弦をたるませましょう。
弦の先をたるませた部分の下をくぐらせ、6弦側へ通しましょう。
下を通したら、弦に少し跡が付くくらい、軽く引っ張りましょう。
今度はたるんだ部分の上を通すように、1弦側へ引っ張りましょう。この時、弦のたるませた部分を左手、先の部分を右手で持って、ひもを結ぶように軽く引っ張り跡を付けましょう。
外れないように指で押さえつつ、ペグを回して巻き付けていきます。巻き始めは特に弦が外れやすいのでしっかり押さえましょう。
また、巻いていくときに最初の1周よりも弦が下へ下へ巻き付くように巻くとキレイに巻くことができます。
エレキギターの弦交換方法⑤:全ての弦を巻き付ける
1本完成したら、同じように6本行っていきましょう。巻き終わったら弦の余分な部分を短くカットしておきましょう。
エレキギターの弦交換方法⑥:チューニング
全ての弦が巻き終わったら、チューニングしていきます。弦を張り替えたばかりの時は弦が伸びやすく、チューニングが狂いやすいので、チューニングを合わせていくませに軽く引っ張ったりして弦を少し伸ばしておくと音が安定しやすいです。
強く引っぱりすぎると弦が切れちゃうから、軽く引っ張ってね!
エレキギターはどれくらいの頻度で弦交換すべき?
「弦交換ってみんなどれくらいの頻度でしてるんだろう…?」と気になっている人も多いと思うので、ご紹介します!
基本的には…
ただ、弦交換のベストなタイミングは練習量や手汗の量、季節などによってけっこうバラバラなんですよね。ただ、一般的には1か月に1回くらいは弦交換するべきだと言われています。
ただ、これはあくまで基準なので、毎日たくさん練習する人はこれより頻繁に、あまり練習しない人や冬場などはもう少し頻度を落としても大丈夫です。
なるべく弦を長持ちさせたければ、練習が終わったあとに弦を柔らかい布で一本一本ていねいに拭くのが良いです。これだけで寒い冬場なら1ヶ月以上はサビずに使うことができます。
弦にもよる
エレクサーなどのコーティング弦と呼ばれる弦は、サビなどから弦を守るコーティング剤が使われているので、一般的な弦よりかなり長持ちします。
その分、弦自体の値段も高いですが、弦の張替えがあまり好きでない人にはオススメです。
また、コーティング弦でなくても、弦の種類によって持ちが良かったり、悪かったりするので実際に使って試してみてください!
サビが目立ってきた
エレキギターの弦は金属なので、手汗や手アカに触れるとサビが発生します。サビがあるとスムーズなフィンガリングがしにくくなりますし、音にもかなり影響します。
見た目にサビが目立ってきたら、弦交換のタイミングです。
ピッチが悪くなってきた
チューニングを行ってもピッチが悪い時は、弦が伸びてしまっているかもしれません。
弦は長く使っていると、だんだん伸びてきてピッチに影響し始めます。しばらく交換していない弦でピッチが悪い場合は弦が伸びてしまっている可能性が高いので、弦交換を行いましょう!
エレキギターの弦交換をマスターしよう!
弦交換って、初めはやり方も分からず少し難しいと感じるかもしれませんが、慣れると5分くらいでできるようになるので、面倒くさがらずにマスターしてしまいましょう!
また、
- 弦がどれくらいでダメになるのか
- 弦交換したばかりの時としばらく経ってからではどんな音の違いがあるのか
- 弦の種類によってどんな違いがあるのか
なんかに注目して、観察してみるとけっこう楽しいですよ!
自分に合った弦交換の頻度もだんだんと分かってくると思うので、あまり心配せず経験を積んでいきましょう!
この記事が1人でも多くの役に立つことを願っています!
ギターを弾いてたら弦が切れてしまった。しばらく弾かないうちに弦がサビてしまった。弦交換をしたいけど、エレキギター初心者で弦交換のやり方が分からない…。弦交換の方法や注意すべきポイントなんかも知りたい!