ギターのチューニングをチューナー無しで行う3つの方法【変則チューニングにも対応!】

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そーじゅ

ギターのチューニングって、チューナーを使わないとできないのかな…?チューナー無しで出来るチューニングがあれば知りたい!

こんな疑問に答えます!

この記事のポイント
  • ギターのチューニングをチューナー無しで行う3つの方法
  • ギターの変則チューニングもチューナー無しでできる?

僕はギターを始めて今年で10年目になりますが、人から習ったことは1度もなく、独学でギターを習得しました。

ギターを弾こうとした時に「あ、チューナー忘れた…」ということ、ありますよね…?他にも、チューニングをしたいのにチューナーが手元に無い…という状況は案外あると思います。チューナー無しでできるチューニング方法が知りたい人は、ぜひ見てください!

ギターのチューニング、チューナー無しで合わせたい…

  • 今すぐギターを弾きたいのに、チューナーが手元にない…
  • チューナーの電池が切れた…

など、様々な理由で『チューナーを使わないチューニング方法』を知りたい人は多いと思います。また、ギター初心者などで、そもそもまだチューナーを持っていない人もいますよね!

一般的に、ギターのチューニングには「チューナー」と呼ばれるギターの音を感知して判定してくれる機械を使い、『レギュラーチューニング』と呼ばれる基準の音に合わせます。ただ、チューナー無しでチューニングを行う方法も存在するので、今回はその方法をいくつかご紹介しようと思います!

ちなみに大前提として、チューニングはチューナーを使って行うのが最も正確で素早く、簡単にできるので、チューナーを持っていない場合は1台持っておくことをオススメします!


ギターのチューニングをチューナー無しで行う方法①:スマホアプリを使う

そーじゅ

それではチューナー無しで行うチューニングの方法を紹介していくよ!

「今すぐチューニングしたいけど、チューナーがない…」という緊急の状況でも、スマホは持っている場合が多いと思います。

そんな場合は『スマホのチューナーアプリ』がとても便利です!

そーじゅ

チューナーアプリの使い方を、ギターをチューニングしたことが無い人にも分かるように説明するよ!

チューナーアプリでのチューニング方法①:アプリを開く

まずはスマホでチューナーアプリを開きます!

僕がギター初心者の頃から使っている「楽器チューナーLite」の場合は、以下のような画面が開きます。

そーじゅ

ちなみに、「楽器チューナーLite」は下から無料でインストールできるよ!

チューナーアプリでのチューニング方法②:音を鳴らす

次に、ギターの音を鳴らしていきます。

まずは6弦(1番太くて、1番低い音の弦)を、弦を押さえていない状態(開放弦)で鳴らしてみましょう!

チューナーアプリでのチューニング方法③:ペグを回して音を合わせる

音を鳴らしてアプリの画面を見ると、音のズレが確認できると思います。

音の調整はペグ(弦を調節するネジのようなもの)を回して行いましょう!

それぞれの弦の正しい音程は以下のようになっています。

正しい音程(レギュラーチューニング)

6弦 → E(ミ)
5弦 → A(ラ)
4弦 → D(レ)
3弦 → G(ソ)
2弦 → B(シ)
1弦 → E(ミ)

ペグを締めると音が高くなり、ペグを緩めると音が低くなります。

チューニングはペグを緩めて「高い音から正しい音」に合わせると音が狂いやすくなります。必ずペグを締めて「低い音から正しい音」に合わせるようにしましょう。
そーじゅ

元の音が、正しい音より高い方向にズレている場合は、一旦正しい音より低くして、そこから正しい音に合わせよう!

チューナーアプリでのチューニング方法④:それぞれの弦を順番に合わせていく

6弦の音が合わせられたら、同じ作業を5弦、4弦、3弦…と順に行っていきます。

チューナーアプリでのチューニング方法⑤:何度か確認する

6本の弦のチューニングが終わったら、もう何度か確認し、音がズレている弦を調整しましょう。
何周か確認して、ズレている音が無くなったらチューニング完了です!

ギターのチューニングをチューナー無しで行う方法②:音叉を使う

スマホアプリ以外にも、「音叉」という道具を使った方法もあります!

音叉の鳴らし方

音叉は手やヒザなどで叩くと「キーーーン」という風な音が鳴ります。アコギの場合は、叩いた音叉をギターのボディーにくっつけるとより大きな音が鳴ります。

音叉の音は、ギターで言うと5弦5フレットのハーモニクスの音になるので、まずは5弦から音を合わせていきましょう。

音叉でのチューニング方法①:実音を使った方法

まずは音叉を使った簡単なチューニング方法をご紹介します!

実音を使ったチューニング方法
  1. 音叉を鳴らしながら、「5弦の5フレット」を鳴らし、5弦のペグを回して音を合わせます。
  2. 次に、「6弦の5フレット」と「5弦の開放弦(何も押さえていない状態)」を鳴らし、6弦のペグを回して5弦の音に合わせます。
  3. 同じように、「5弦の5フレット」に「4弦の開放弦」を、
    「4弦の5フレット」に「3弦の開放弦」を、
    「3弦の4フレット」に「2弦の開放弦」を、
    「2弦の5フレット」に「1弦の開放弦」をそれぞれ合わせます。
  4. もう一度初めから繰り返し、音を確認します。これを音が完全に合うまで繰り返します。

音叉でのチューニング方法②:ハーモニクスを使った方法

「ハーモニクス」とは、指を離しても音が鳴り続ける奏法なのですが、このハーモニクスを利用したチューニング方法を使う人も多いです。

ハーモニクスの鳴らし方

ハーモニクスの鳴らし方を、5弦の5フレットのハーモニクスを例にご紹介します。

まずは左手(右利きの場合)で、弦の5フレットの真上に指を軽く触れます。ギリギリ触れるくらいの力加減がベストです。この時、普通に弦を押さえる位置ではなく、フレットの真上に触れるようにしてください。

次に、右手で弦を弾くのと同時に、押さえた左手の指を離します。正しいタイミングで行うと、「ポーーーン」という感じのハーモニクス音が鳴ります。

5弦の5フレット以外にも、それぞれの弦の5フレット、7フレット、12フレットなどがハーモニクスが鳴りやすいポイントとなるので、慣れるまで何度か鳴らしてみてください。

ハーモニクスを使ったチューニング方法
  1. 音叉を鳴らしながら、「5弦の5フレットのハーモニクス」を鳴らします。同時に鳴らし、2つの音がズレていれば「ウニウニウニ」というような音の波が出ます。2つの音が合えば音の波は無くなります。
    音の波が完全に無くなるまで、5弦のペグを回して音を調節しましょう。
  2. 同じように、「5弦の5フレットのハーモニクス」に「4弦の7フレットのハーモニクス」を、
    「4弦の5フレットのハーモニクス」に「3弦の7フレットのハーモニクス」を、
    「6弦の7フレットのハーモニクス」に「2弦の開放弦」を
    「5弦の7フレットのハーモニクス」に「1弦の開放弦」をそれぞれ合わせましょう。

ギターのチューニングをチューナー無しで行う方法③:他の楽器に合わせる

最後に、バンドなどで他の楽器がいる場合は、他の楽器の音を基準としてチューニングを行う方法もあります。

こちらも音叉を使った方法と全く同じで、5弦5フレットの音など、基準となる音を他の楽器で鳴らしてもらい、その音に合わせてチューニングを行っていきます。

ギターの変則チューニングもチューナー無しでできる?

チューニングには、先ほどご紹介した「レギュラーチューニング」以外にも「変則チューニング」と呼ばれるものがあり、曲によってはときどき使われています!この変則チューニングもチューナーを使わずに合わせる方法があるので、いくつかご紹介していきます!

変則チューニング①:半音下げチューニング

半音下げチューニング

6弦 → E♭(ミ♭)
5弦 → A♭(ラ♭)
4弦 → D♭(レ♭)
3弦 → G♭(ソ♭)
2弦 → B♭(シ♭)
1弦 → E♭(ミ♭)

「半音下げチューニング」はハードロックやヘヴィメタルなどのジャンルでよく使われるチューニングです。全ての音がレギュラーチューニングに比べて半音ずつ低く、よりヘビーで重々しい印象をサウンドに与えることができます。

スマホアプリによっては、半音下げチューニングなどの変則チューニングにも対応している場合があります。また、音叉を使う場合は、初めの基準音を5弦の5フレットではなく「5弦の6フレット」に合わせることで対応できます。

便利チューニング②:ドロップDチューニング

ドロップDチューニング

6弦 → D(レ)
5弦 → A(ラ)
4弦 → D(レ)
3弦 → G(ソ)
2弦 → B(シ)
1弦 → E(ミ)

ドロップDチューニングも、同じ理由でハードロックやヘヴィメタルなどで使われることが多いです。このチューニングはレギュラーチューニングから6弦を1音下げるだけでできてしまいます!

音叉を使ってドロップDチューニングを行う場合は、5弦から1弦までは普通にチューニングを行い、5弦の開放弦に6弦の7フレットを合わせることで対応できます。

変則チューニング③:オープンGチューニング

オープンGチューニング

6弦 → D(レ)
5弦 → G(ソ)
4弦 → D(レ)
3弦 → G(ソ)
2弦 → B(シ)
1弦 → D(レ)

このチューニングはカントリーやブルースなどのジャンルに使われることが多いです!レギュラーチューニングより1弦、5弦、6弦が1音ずつ低くなっています。

音叉を使ってオープンGチューニングに合わせる場合は、

音叉の音に「5弦の7フレット」を、
「5弦の開放弦」に「6弦の5フレット」を、
「5弦の7フレット」に「4弦の開放弦」を、
「4弦の5フレット」に「3弦の開放弦」を、
「3弦の4フレット」に「2弦の開放弦」を、
「3弦の3フレット」に「2弦の開放弦」をそれぞれ合わせることで対応できます。

ギターのチューニングをチューナー無しでやってみよう!

今回はチューナー無しで行うチューニング方法をご紹介しましたが、「音叉を使ったチューニング方法」でご紹介したそれぞれの弦の音の関係は、知っているだけでも役に立つ場面は案外多いので覚えておくのはオススメです!

チューナーを使わずにチューニングを合わせてみると「意外と耳のトレーニングになるな…」気づくと思うので、1度ぜひ試してみてください!

この記事が1人でも多くの役に立つことを願っています!


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