こんな疑問に答えます!
- ギターチューナーは「高精度なもの」を選ぶべき?
- ギターチューナー、「高精度」以外の選ぶポイント
- ギターチューナー、高精度なオススメ10選
僕はギターを始めて今年で10年目になりますが、人から習ったことは1度もなく、独学でギターを習得しました。
レコーディングなど、「とにかく正確にチューニングを合わせたい!」という状況ってありますよね?高精度なチューナーを探している人は、ぜひ見てください!
ギターチューナーって何?
「チューナー」についてよく知らない人もいると思うから、まずは詳しく解説していくね!
「ギターチューナー」とは、ギターの音を拾ってその音程を検出する機械で、ギターのチューニングに使います。
「チューニング」とは、楽器の出す音を定められた音程に合わせることで、ギターの場合はヘッド部分にある「ペグ」というネジ状のパーツを回すことで弦の張力を調整し、6本の弦の音程を合わせます。
ギターはピアノなどの他の楽器と比べてもかなりチューニングが狂いやすい楽器なので、頻繁にチューニングを行う必要があります。
練習前など、ギターを弾く前には必ずチューニングを行う人がほとんどなので、ギターにおいて「チューナー」の出番はかなり多いです!
ギターの練習や演奏にスムーズに入るために、「確実なチューナー」を持っておくことは重要!
ギターチューナーは「高精度なもの」を選ぶべき?
「チューナーの精度って、とにかく高いものを選ぶべきなのかな…?」と疑問に思っている人も多いと思います。
結論から言うと、『どのくらいの精度が必要か』はそのチューナーを使う状況によって異なります。
チューナーの精度
チューナーの精度は「cent(セント)」という単位で表され、1centは半音(ギターで言うと1フレット分)の100分の1を意味します。平均的なギターチューナーの精度は「±1 cent」くらいのものが多いので、「上下に半音の100分の1以下の誤差」で音程を計測できるという事になります。
数字で聞いてもイメージしにくいかもしれませんが、なんとなくかなり正確そうですよね?実際に、ギターの練習やライブなどで使うにはこれくらいの精度で十分な場合がほとんどです!
一方、チューナーの中には「±0.5 cent」「±0.02 cent」など、さらに高精度のものもあり、これらはよりシビアなチューニングが求められるレコーディングなどでよく使われます。今のところ最高精度である「±0.02 cent」のチューナーだと、半音の5,000分の1以下の誤差での超高精度チューニングが可能です。
練習のときから精度の高いチューニングを行っていると、自然と音感が良くなるといったメリットもあります。
ただ、高すぎる精度のチューナーを使うとチューニング作業により長い時間がかかるので、ライブなど、素早くチューニングを行う必要がある場面には不向きです。
精度の高いチューニングが可能な『ストロボモード』
例えば、針で数値を表示するタイプのチューナーは、針の細さよりも細かい誤差を合わせることはできません。このように、高精度のチューニングを行うには、『表示方法』も重要になります。
高精度なチューナーは「ストロボモード」という表示方法を採用しているものが多いです。ストロボモードでは、画面の光の動きで音の高さを表示するので、細かく音を合わせることが可能になります。
ギターチューナー、「高精度」以外の選ぶポイント
チューナーは精度以外にも選ぶポイントがあるから、こちらも紹介していくね!
ギターチューナー、選ぶポイント①:「クリップチューナー」と「ペダルチューナー」
チューナーにはいくつか種類がありますが、一般的には「クリップチューナー」と「ペダルチューナー」の2種類がよく使われています。
「クリップチューナー」は、チューナー本体にクリップ状の部分があり、そのクリップでギターのヘッド部分を挟んで装着します。簡単に使えて、値段も比較的安いので、とても人気のタイプです!
「ペダルチューナー」はシールド(シールドケーブル)でギターと接続して使うので、シールドで繋ぐことのできるエレキギター、エレアコなどのギターのみに使うことができます。周りの音の影響を受けずにチューニングを行うことができるので、ライブなど、大音量の中で使用するのに向いています!
ペダルチューナーは、ライブなどで足元に置いて使われることが多いことから「フロアチューナー」とも呼ばれるよ!
ギターチューナー、選ぶポイント②:「高性能」か、「コスパ」か
「どのくらいの性能を求めるか」もチューナーを選ぶ基準として重要なポイントです!
ギター初心者の人や、練習にしか使わないという人はベーシックな機能だけあれば十分なので、1,000円ちょっとくらいの機能がシンプルなものを選ぶのがオススメです!
もう少し幅広い場面で使いたい場合は、状況によってチューニングモード切り替えができるもので、価格帯で言うと大体2,000円~3,000円くらいのものから選ぶと良いと思います。
ここまでは特にこだわりの無い人向けで、「精度」「スピード」「機能性」など、より高性能なものを求める場合は、価格帯の幅も一気に広がります。それぞれ優れた機能を持った個性的なチューナーがたくさん発売されているので、自分の求める機能を持った1台を選んでみましょう!
ギターチューナー、選ぶポイント③:チューニングモード
最近のチューナーは、音の検出方法や、表示方法によって「チューニングモード」を切り替えて使えるものが多いです!
例えば、
- ギター初心者でも簡単に使える「ギター/ベースモード」
- どんな種類のチューニングにも使える「クロマチックモード」
- 全ての弦を1度にチューニングできる「ポリフォニックモード」
- 高精度のチューニングができる「ストロボモード」
など、機種やメーカーによっても様々、最近でも新しいモードが次々と開発されています!
ギターチューナー、選ぶポイント④:メーカー
チューナーメーカーに注目してみるのもオススメです!特に「チューナーについてよく分からない…」という人は、3大メーカーと言われている、
- KORG
- BOSS
- tc electronic
の3つから選ぶと良いでしょう!
ギターチューナー、高精度なオススメ10選
それでは、オススメの高精度クリップチューナーから紹介していくよ!
高精度クリップチューナー①:KORG / PitchCrow-G AW-4G-BK
「PitchCrow-G」の精度は「±0.1cent」と高精度ですが、低価格でとてもコスパの良いチューナーなのでギター初心者にもオススメです!
ベーシックな機能はもちろん、弦の巻きすぎを防止するための「巻きすぎ注意アラート機能」や、しばらく使っていないと自動でオフになる機能など、便利な機能もいくつか搭載されています。
メーターを表示するLCDディスプレイは鮮やかで見やすく、細かいチューニングも容易です。状況に合わせて「クロマチックチューニングモード」と「ストロボチューニングモード」の2つのモードを使い分けることができます!
ギターとベースに対応しているから、両方持っている人にはピッタリ!
高精度クリップチューナー②:KORG / AW-LT100G
こちらもKORGの人気チューナーですが、とても感度が良く、とにかく音の感知を素早く行ってくれるのが大きな特徴です!
こちらはギター専用のクリップチューナーで、こちらも細かいメーター表示が見やすく、しっかりとチューニングを合わせることができます。
精度は「±0.1cent」で、「クロマチックチューニングモード」「ストロボチューニングモード」「ハーフストロボチューニングモード」の3つを搭載しています!
チューナーには珍しく単4電池が使えるのもポイント!
高精度クリップチューナー③:tc electronic / Polytune clip
こちらはなんと、6本の弦を1度にチューニングできる「ポリフォニックチューニング」という機能を持った驚きのチューナーです!
このチューナーの凄さはポリフォニックチューナーという事だけでなく、精度「±0.02cent」という超高精度のストロボチューニングが可能です。
価格は先ほどまでの2つと比べると少し高いですが、機能性や反応速度は最高レベルで、高性能を求める中〜上級者の人にはかなりオススメです!
本体はステンレスでかなり丈夫!
高精度クリップチューナー④:KORG / Sledgehammer Pro SH-PRO
「精度の良さ」「反応の速さ」「誤検出の起こりにくさ」など、快適にチューナーを使っていく上で欲しいポイントをかなり高いレベルで押さえているのがこちらのチューナーです!
「±0.1cent」の高精度ストロボモードと、見やすい3Dビジュアル・メーターで細かいズレも一目で分かります。
高精度クリップチューナー⑤:PETERSON / StroboClip HD
「ストロボチューナー」で有名なPETERSON社の「StroboClip HD」は、大きくて見やすい画面が特徴です。
精度は「±0.1cent」で、ドロップチューニングなどの変則チューニングにも対応することができます!
価格は他のチューナーと比べても高いですが、高精度なストロボチューナーとして人気のモデルです。
高精度なペダルチューナーも紹介するよ!
高精度ペダルチューナー①:KORG pitchblack / advance PB-AD
KORGの超定番チューナー「pitchblackシリーズ」の中でも、最も高機能、多機能なのが「pitchblack advance」です!
±0.1セントまで合わせられる超高精度なストロボモード、抜群の視認性を誇るディスプレイなど、まさにハイエンドモデルと言った印象です。
チューニングの反応もかなり速く、「エフェクターへの電源供給機能」や、チューナーをエフェクターボードに組み込むことで受けてしまうノイズや音の変化を防ぐための機能など、ライブで使うことを前提に考えられた実戦で役立つ機能がかなり揃っています!
高精度ペダルチューナー②:KORG / Pitchblack mini PB-MINI
pitchblackシリーズのコンパクトタイプ、『pitchblack mini』もオススメです!ペダルチューナーはライブなどで使うときに、エフェクターボード上に並ぶことが前提なので、『小さい』ということはかなりのメリットになります。
pitchblackから電源供給機能は覗かれていますが、このサイズでもチューナーとしては優れた機能のままで、
- ストロボ・モード時は±0.1セントの高精度チューニング
- 大きくて見やすいディスプレイ
- 電池駆動にも対応し、ボタン電池2個で駆動可能
- 横転防止用のスタビライザー付き
などの機能が揃っています。
高精度ペダルチューナー③:tc electronic / PolyTune 3
『PolyTune 3』は、先ほどご紹介した「ポリフォニックチューニング」を初めて搭載し、業界に衝撃を与えたPolyTuneシリーズの最新版です!
機能はPolyTune、PolyTune2よりさらに強化され、
- 信号劣化をほぼゼロにする高品質バッファー”Bonafide Buffer機能”
- ±0.02セントの超高精度ストロボチューニング
- トゥルーバイパス/バッファードバイパスに切り替え可能
- 高光輝LEDを配列した高い視認性のディスプレイ
- 他のエフェクターへの電源供給機能
など、とんでもなく高性能のチューナーとなっています!
高精度ペダルチューナー④:tc electronic / PolyTune 3 Mini
先ほどのPolyTune 3をかなりコンパクトにした『PolyTune 3 Mini』もオススメです。こちらはとにかく小さい!
ストロボモードでの精度はPolyTune 3と同じ±0.02セントです。
PolyTune 3と比較すると少し機能は見劣りしますが、ペダルチューナーとしては高機能ですし、このサイズはかなり魅力です!
黒バージョンの「PolyTune 3 Mini Noir」もかっこいいよ!
高精度ペダルチューナー⑤:SONIC RESEARCH ST-300
誤差±0.02cent以下の超高精度チューニングが可能なこちらのペダルチューナーは、精度だけでなく反応速度もトップクラスです!
機能面では高クオリティーチューナーの中でもトップクラスを誇ります。
暗闇や少し離れた距離でも見やすい高輝度LEDディスプレイや、チューナーを繋ぐことによる音の劣化を防ぐTrue Bypass仕様など、ライブで使用するのに必要な機能も網羅しています!
こちらもミニサイズのST-300 miniもあるよ!
ギターチューナーの「精度」に注目してみよう!
チューナーを選ぶ際、特にレコーディングや練習用に精度の高いチューナーが欲しい場合は、チューナーの精度やチューニングモードに注目してみるのがオススメです!
また、精度の高さだけでなく、チューニング時の反応の良さやチューニングモードの豊富さ、他の機能などにも注目してみると、自分の目的に合ったチューナーを確実に選ぶことができると思います!
この記事が1人でも多くの役に立つことを願っています!
ギターのチューニングを正確に合わせられるチューナーが欲しい…。高精度なギターチューナーで、何かオススメがあれば知りたい!