
こんな疑問に答えます!
- アコギ弦の選び方、ギター初心者が選ぶときのポイント
- アコギ弦の選び方、初心者におすすめのアコギ弦3選
僕はギターを始めて今年で9年目になりますが、人から習ったことは1度もなく独学でギタリストになりました。
ギターの弦を選ぶときって、特に選んだ経験が無いとすごく迷いますよね…?これからアコギの弦を購入しようとしている人は、ぜひ見てください!
アコギ弦の選び方、ギター初心者が選ぶときのポイント

まず始めに、アコギ弦の選び方について気をつけるべきポイントをご紹介します。
- 弦の太さ(ゲージ)
- 弦の素材
アコギ弦の選び方、初心者向けのポイント①:弦の太さ(ゲージ)
アコギの弦は、その太さによって弦の押さえやすさや音質などが大きく異なります。ギターの弦の太さは「ゲージ」と呼ばれ、新品の弦には必ず表記してあるので注目して見てみてください!
弦の太さによる特徴の違いは以下のようになっています。
アコギ弦の太さによる特徴
細い弦 | 太い弦 | |
弦を押さえるときの感触 | 軽く押さえられる | 押さえるのに力が必要 |
弾いた感触 | やわらかい | かたい |
音のハリ | 弱い | 強い |
弦の耐久度 | 切れやすい | 切れにくい |
弦の太さ(ゲージ)の種類は主に、太さ順に
- エクストラライトゲージ
- ライトゲージ
- ミディアムゲージ
- ヘヴィゲージ
のように分類されています。

それぞれのゲージの弦の太さや呼び方はメーカーによって違うことがあるから、目安として見てみてね!
アコギ弦の太さ①:エクストラライトゲージ
「エクストラライトゲージ」は最も細いゲージです。
指の力が弱い人でも、軽い力で弦が押さえられるので、ギター初心者にはピッタリです!
弾いたときの音質は低音が弱く、繊細なイメージです。
初心者で弦選びに迷っている人はまずこのゲージを選んで、音質に物足りなさを感じたら徐々に太いゲージを試してみるのがオススメです。
- 1弦:010
- 2弦:014
- 3弦:023
- 4弦:030
- 5弦:039
- 6弦:047
アコギ弦の太さ②:ライトゲージ
お店でアコースティックギターを買ったときに、新品のギターに張ってある弦として多いのがこの「ライトゲージ」です。
特徴としてはとにかく使いやすい!どんなジャンルにも適していて、弾いたときのギターの張力や音質など、万人が使えるバランスタイプの弦です。
- 1弦:012
- 2弦:016
- 3弦:024
- 4弦:032
- 5弦:042
- 6弦:053
アコギ弦の太さ③:ミディアムゲージ
名前の通りライトゲージとヘヴィゲージの間の太さに位置するのが「ミディアムゲージ」です。
細いゲージに比べると弦の張力も強くなるので、低音が強くなりパワフルなサウンドが得られやすくなります。バンドの中でストロークを使って演奏する人などにオススメです。
- 1弦:013
- 2弦:017
- 3弦:026
- 4弦:035
- 5弦:045
- 6弦:056
アコギ弦の太さ④:ヘヴィゲージ
「ヘヴィゲージ」は最も太いゲージです。弦の張力がとても強く、初心者が弾くと押さえるのに苦戦する場合が多いと思います。
ただ、音のハリが強く、特に低音にパワフルなサウンドが得られるので、ジャンルによってはかなり好まれます!
- 1弦:0.012インチ
- 2弦:0.016インチ
- 3弦:0.020インチ
- 4弦:0.032インチ
- 5弦:0.042インチ
- 6弦:0.054インチ
アコギ弦の選び方、初心者向けのポイント:②弦の素材
アコギ弦はその素材も重要で、それぞれの素材によってサウンドの雰囲気が変わってきます。
主に使われている素材には
- ブロンズ弦( 80/20BRONZE)
- フォスファー・ブロンズ弦(PHOSPHOR BRONZE)
- コーティング弦
などがあります。
アコギ弦の素材①:ブロンズ弦( 80/20BRONZE)
ブロンズ弦は「弾き語りしたい!」という人にオススメの素材です。銅が80%、スズが20%含まれているので「80/20BRONZE」と表記されています。
耐久性がすごく強いわけではありませんが、価格は他の弦に比べて少し低めです。
ブロンズ弦の特徴としては
- 中低音が強い
- 太くて、落ち着いたサウンド
- 弦自体は少し黄色っぽい色
という感じで、とても使いやすいです。弦に個性を求めるというよりは、万能で使いやすくフラットなサウンドを求めているという人にはオススメです。
アコギ弦の素材②:フォスファー・ブロンズ弦(PHOSPHOR BRONZE)
アコギで指弾きやソロを弾きたいという人はフォスファー・ブロンズ弦がオススメです。
フォスファー・ブロンズ弦の特徴は、
- きらびやかで暖かみのある、明るいサウンド
- 繊細なサウンドを奏でやすい
- 音の伸びも良い
- 弦自体は少し赤っぽい色
音質がブライトで目立つので、他の楽器と合わせた時に音が埋もれにくく、ソロなどを弾くのにとても適しています。
フォスファー・ブロンズ弦は、80/20ブロンズ弦と同じく銅とスズ、そこにリンが加えられている事でサビなどに対する耐久性が少し高くなっており、現状では半数以上のメーカーに採用されています。
アコギ弦の太さ③:コーティング弦
コーティング弦は弦の素材というよりは、一般的な弦にコーティングを施したタイプの弦の事を言います。
コーティング弦はとにかく耐久性に優れていて超寿命!それでいてサウンドも損なわないように作られています。
コーティング弦の特徴は、
- フィンガリングノイズが出にくい
- 落ち着いたサウンド
- 低音の迫力は抑えめ
出荷時のギターに張る弦としてコーティング弦を採用しているギターブランドも多く、最近ではマーチンなどの有名な弦メーカーもコーティング弦を発売しています。
「弦交換めんどくさいな…。」と思っている人はぜひ1度試してみてください!

コーティング弦にもブロンズ弦、フォスファーブロンズ弦のものがあるよ!
アコギ弦④:コンパウンド弦
ギター初心者に良くある「指が痛い!」という問題を少し軽減してくれるのが「コンパウンド弦」です。
巻き弦の芯にシルクの素材が使われているのでとても柔らかいです。
比較的落ち着いた、柔らかくて優しいサウンドなので、迫力ある演奏というよりはアルペジオの弾き語りなどに向いています。

ちなみに、エレキギターの弦の選び方については下の記事で詳しく紹介してるから、興味がある人はぜひチェックしてみてね!
アコギ弦の選び方、初心者におすすめのアコギ弦3選

それではギター初心者にオススメのアコギ弦を3種類ご紹介します!どれもアコースティックギター用の弦としてはかなり定番の弦で、あらゆるタイプやジャンルの演奏に対応できるのでおすすめです!
おすすめアコギ弦①:Martin(マーティン)
アコースティックギターの弦として1番スタンダードなのがマーチン 。低価格で高い品質が得られるのが魅力です。
どんなギターにも相性が良く、ジャンルやスタイル問わず活躍します。ポピュラーな弦なのでどんな店でも見つけることができると思います。

初心者はとりあえずこの弦を試してみるのがオススメ!
おすすめアコギ弦②:D’Addario(ダダリオ)
D’Addario ダダリオ アコースティックギター弦 フォスファーブロンズ Light
ダダリオの弦もギター初心者に特にオススメです。
サウンドにクセがなく、コストパフォーマンス、耐久性などさまざまな面で優れているので、ギターの出荷時にはられる弦として使われることも多いです。
こちらの弦も弾き語り、バンド演奏問わず、あらゆるジャンルにマッチしてくれます。

この弦もかなり定番!
おすすめアコギ弦③:ELIXIR(エリクサー)
ELIXIR エリクサー アコースティックギター弦 フォスファーブロンズ
コーティング弦といえばエリクサーの弦。とても薄いコーティングが使われているので、他のコーティング弦と比べて迫力のあるサウンドが得られます。
張り替えた時のブライトな音質や、質の高いサウンドが長持ちするのもこの弦の特徴。コーティング弦なのでもちろん耐久性も抜群です!

「1度コーティング弦を試してみたい」という人にオススメ!
アコギ弦、選び方のポイントは『まず使ってみて選ぶ』

アコギの弦を選ぶ時って毎回悩んでしまいますよね!
でも、ギターの弦って1ヶ月〜3ヶ月ほどでまた交換の時期がまたやってきます。なのであまり深く考えすぎず、とりあえず使ってみて自分のお気に入りを探しみてください。
初心者の人やあまりこだわりがない人、違いがよく分からないという人はまず、今回ご紹介した定番の弦を使ってみるのがオススメです。
この記事が1人でも多くの役に立つことを願っています!

ちなみにですが、アコギ初心者向けの練習方法を以下の記事でご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
そろそろギターの弦交換しないとなぁ…。でもアコギの弦の選び方がわからない!ギターの弦を選ぶときのポイントとか、何かオススメの弦があれば知りたい!